はちみつよりも甘く 5
･････････････････････「あ、ちょっと！つめたっ…あっ！あああっ！！」
根の先に、とろとろと黄金の蜜を垂らされる。
それが下に垂れてしまう前に、ぱくりとミソノの口の中に根が納まってしまう。
舌が根の先だけでなく幹にも蜂蜜を塗りつけてくる。
粘度の高いぬるりとしたその感覚。
幹に塗られる感覚には耐えられたが根の先に塗りこめられる感覚が耐えられない。
「あっ、ミソノさん、やめっあっ！あぅ、ひぁ！」
手持ち無沙汰だったのか何なのか、唾液やら何やらで濡れたミソノの手がコノエの尻をぬるりと撫でる。
撫でるだけで終わる事など無く、コノエの中に入るために窄まりをマッサージするようにゆるゆると擽ってくる。
もどかしいその動きと吸われる根の感覚に無意識に腰が揺れる。
にぃ、とその痴態にミソノの目が細まる。
「あ、あああっ、やぁぁっ！」
中に指が進入してくる。
根はミソノの暖かい口内で嬲られたまま、粘度の高いぬめりが先端を掠める。
「あ、ま、まって、でちゃあああっ！」
出せ、と無言の圧力をかけるように強く根を吸われる。
がくがくと震えながらコノエは熱を吐き出してしまった。
吐き出した熱は当然ミソノの口の中で、ああ、やってしまったと思いながら朦朧とした意識でちり紙を差し出す。
が、断られる。
「甘いね」
「ああああまいわけなぁっ、あっ、ひぃあっ！」
指が、中に進入していた指がぐり、とコノエの中を掻き混ぜる。
その衝撃に背をしならせる。
コノエよりも良く知ってるに違いない内部の良いとこを引っかいてミソノの指が出て行く。
常であれば徐々に増やされていくのに出て行ったことで何をされるのかとミソノを見上げてしまう。
← ｜ →
[
TOP ]