18禁(表) | ナノ




はちみつよりも甘く 4


「この蜂蜜、あんまくどくないね」


ぷは、と顔を上げたミソノが今度はコノエの顔面に迫る。
口の周りが凄いことになっている。


「ぁ…ぅ…あなた、はちみつまみれ…」


その蜂蜜まみれの顔でキスをされる。
舌を差し込まれ、口内を掻き混ぜられる。
先ほどまで舐めていた蜂蜜が甘い。

コノエが気に入って買った蜂蜜。
固まりにくく、喉が焼けるような蜂蜜特有の甘さが無いと言われている人気の高い蜂蜜。
癖の少ないその甘さ。

それでも十分に甘い。
口内を掻き混ぜられ、ようやく舌が出て行った頃にはコノエの顔も蜂蜜で凄いことになってしまった。
朦朧としたコノエはまだ間近にあるミソノの顔をぺろりと舐める。


「…甘いです」

「やめろって言うわりに何で煽るんだよ、君は」


こつりと額と額とをくっつけられる。
瞳の奥が熱でゆらゆらしているのが見て取れてコノエは自身の目を伏せ見えないようにしてしまう。

蜂蜜の匂いがすごかった。


「こら、こっち見て」

「かお、近すぎます…んぅ」


再度、舌を絡め取られ胸の突起を摘まれる。
その刺激にコノエの体が反応してびくりと震えた。

手の拘束はいつの間にか無くなっており、ミソノは両手でもって色々イタズラしてくる。
口内をむさぼられるようにしていたのに、それも徐々に下へと下がっていき首筋を吸われ胸を吸われ臍の付近を吸われ、仕舞いには起ち上がるそこに行き着いてしまう。

どんな勢いなのか、コノエを押さえつける下着はささっと取り払われ外気に晒されてか期待にかふるりと震える勃起した根に注視される。

見られていることが嫌でふいと顔を逸らしたのが、まずかった。



[ TOP ]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -