無垢な悪役 7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「んんぅっ!」
ぴくん、とコノエの体が跳ねる。
指が奥まで入り込んでしまうと、コノエはクッションをがっしりと抱え込み浅く息をしている状態だった。
ミソノから見ると後頭部しか見えないが、耳まで真っ赤だ。
声が籠もるからミソノとしてはクッションはいただけないのだが、耳を真っ赤にして耐えるようにしているコノエは非常に可愛いのである。
どうしてくれようか。
背筋をつつ、と指でなぞるとくすぐったかったのだろう、コノエがびくりと体を跳ねさせた。
何をする、とこちらを見てくるその顔も、赤かった。
ぐい、と今まで動かしていなかった指で内部を思い切り掻き混ぜてやるとコノエはぽすりとクッションに顔を戻す。
枕元に、コノエが用意したのだろうオイルがあったので、それをベッドにうつ伏せに寝かせたコノエの臀部の肉と肉の間に直接かけてやりじっとりと広げていく。
あまりゆっくりする気もないので、窄まったそこにオイルを継ぎ足すようにして塗り込め、じりじりと指の先端を埋めていく。くぐもった喘ぎ声と荒い呼吸の音と、水の音。
本当にどうしようか。
このまま煽っていじめてもいいのだが、性急にここまできたのだしそのまま性急にいってもいい。
コノエを見ていて自身も張り詰めるように張ってるし、コノエも大概とろっとろになってるし。
強く、コノエの中を引っかく。
「ん〜〜〜っ!!」
そろり、とコノエがこちらを伺うようにしている。
目が潤んで目元が赤い。
その様に情欲を大いに煽られてミソノは性急に事を進めていくことに決めた。
夜は長いのだし、最初くらいイケイケでいいだろう。
何度もする事を想定して、ミソノはコノエの中に張り詰めて痛いくらいの自身の肉を埋め込んだ。
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