18禁(表) | ナノ




こげくさい愛をあげる 6


だがその言葉を聞く為だけに我慢していた甲斐はあったようで、ミソノはその言葉に胸が震え性急にコノエを床に押し倒す。

「んんっ!」

よほど薬がきつかったのか、コノエは服を脱がすだけでも過剰に反応した。
さらりと頭を撫でるだけでびくびくと震えるものだから、もしかして薬の量間違った?とも思ったが飲ませてしまったしもう解らない。

ぎゅうと瞼を閉じて、自身の手を噛んで何かに耐えるようにしているコノエの目からはぽろぽろと涙が零れっ放しだ。

零れ落ちる涙を舌先で掬う、それにすら彼は震えた。
どこを触っても甘い声を洩らして震える。

「コノエ、傷がつく」

そっと、その噛み締める手を奪う。
そのまま指を口に含んで吸い上げる。

「ひっ!あ、あああぅ!あ、だめぇぇ!!」

がくがくと、コノエの全身が痙攣する。
あれ、と思うと触ってもいないのに彼は達してしまったようで荒い息のまま虚ろにこちらを見上げてきている。
青い匂いがする。

「…触ってもないんだけどな」

こちらの言葉は聞こえているのかいないのか。
コノエの目は虚ろなままだ。

つい、と胸の粒を突付くとまた盛大に喘ぎ出す。
吸い付いたらまた達してしまいそうな感じだ。
これは、本当に薬の量を間違ったかもしれない。

「あ、ひぁあ…ミソノさ、んっ、たすけ、たすけてっ…」

中和できるような薬とかないんだけど、どうしようか。
助けてと涙で濡れた目で哀願してくるコノエにどうしようもなく欲情するが。
ミソノ自身も少量の薬を飲んでいるし、コノエがすごいしで熱くてしょうがない。

「…どうしてほしい?」

どうしようもないし、せめてコノエの望む通りにしてあげようと問うてみる。
コノエはぼろぼろと泣きながらミソノの理性を破壊するような事を言ってのけた。



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