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曖昧な恋心 2


リュウは知っているのだ。
エーフィの弱くて、とてもカワイイ場所を。


「エーフィ、好きな場所を撫でてあげよう」

「んっ…まっさーじ?」


耳をぴくぴくっと揺らせてエーフィが身体を起こす。
その言葉にリュウはにっこりと微笑みだけを返すと、今まで背中を撫でていた手をするりと尻に持ってきた。

湯上りに着せられた寝間着の上からつるんと撫でられて、ひぁ!と甲高い声を上げる。
そのままみかんの皮を剥くように、中に手を入れて布地をずらせば、もっちりとした尻が外気に曝され目に入った。


「あ…」

「ここマッサージされるの、好きだろ?」

「え、あ…んぅ…ッ」


誘うようにゆらゆらと揺れる尻にゆっくりと両手を這わせて優しく揉んでやると、エーフィの身体がぷるりと震えた。
揉みこむように、形を崩すようにむにむにと手を動かせば、段々と聴こえてくるエーフィの喘ぎ声。
時折ぎゅっと握ると、それに連動するかのように身体がぴくりと跳ねて、リュウの視界を楽しませる。


「はぁー…あ、ぁ、んん…ふぁっ…」

「気持ち良いかい?」
「あ…ぁっ…ぁ…きもちい…っ」


ぴくりぴくりと震えるエーフィの顔を伺い見れば、いつの間にやらその顔は快楽に染まりつつあった。
リュウは予想通りの反応に思わず笑みを零す。

気持ち良さそうにしていただけの顔は、目つきがとろんと蕩けて、頬は蒸気し、口元は力が入らなくなったように半開き。
眉を時折寄せて震えるその姿は、いやらしい表情以外の何者でもなかった。

エーフィはお尻が弱いと知ったのは何時だったか。
確かエーフィがリュウのベッドで昼寝をしている時。
ほんのちょっとの悪戯心で、横向きで寝ているエーフィの尻を揉むと、たちまち彼の表情が快楽に染まり出したのだ。



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