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既に虜 3


「ここ…だよ…分かるよね…」


尻たぶに指を添えて左右に開くと、くちゅっと濡れた音が鳴った。


「挿れていいよ…」


言葉が通じたかのようにリザードンは一度唸ると、リュウの背に覆いかぶさってきた。

柔らかく解れたアナルの入口に、熱い塊の当たる感触がある。
リザードンがぐっと腰を進め、先端が肉の門をゆっくりとこじ開けていく。


「ひ――いっ、痛っ…!」


その痛みは予想以上で、リュウは上擦った悲鳴を上げた。
まるで灼熱の棒で焼かれているかのようだ。


「くうぅっ…!ぅあああっ…!」


搾り出すような悲鳴が勝手に口から漏れてくる。
あっという間に全身が汗でびっしょりと濡れた。

リザードンが腰を前後に揺すった。
しかし、自分のペニスがリュウに苦痛を与えているのが分かるのか、随分と遠慮した動きだった。

殆ど動く事もなく、先端だけ挿入した状態で、ややあってリュウの腸内に熱い飛沫が叩きつけられた。
勢いのある精液がビュルビュルと腸の奥まで注がれるのが分かった。


「ああ…精液…出てる…」


リザードンの精液を受け入れている。
それを自覚すると背徳的な興奮が生まれる。

満足したのか、リザードンがリュウの上から避け、同時にじゅぼっと音を立ててペニスが抜けた。

弛緩した穴は開ききり、注がれた精液が床の上にびちゃびちゃと滴り落ちた。

精液の量は多く、排出はなかなか終わらなかった。
さっきのショックから立ち直れないリュウは、体を起こす事も出来ない。

アナルはじんじんと痛み、たったあれだけの挿入でも、緊張を失ったように開ききっているのが分かる。


「裂けたり、してないよね…」



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