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既に虜 1


「リザードン、今日も元気だった?」


リュウが声を掛けると、リザードンは嬉しそうに何度も首を振ってみせた。
リュウは満足そうに微笑み、手を伸ばしてリザードンの首筋を撫でる。


「お前は本当に賢いね。ちゃんと言ってることを理解してる」


それを聞いて、リザードンは鼻先をリュウの胸に擦り寄せる。
言葉を理解し、肯定しているように。


撫でる手を首筋から背中、腹、太股へと滑らせていく。
すべすべと気持ちがいい感触に夢中になって撫で続けた。


「リザードン、気持ちいい?」


じっと動かずにいたリザードンが、突然鼻を鳴らして身じろいだ。


「えっ、どうしたの?」


急に様子が変わったリザードンに、リュウは慌てた。
触ってはいけない所を触っただろうか。


「どこか痛かった?」


何気なくリザードンの腹の下を覗き込んだ時だ。


「えっ!?」


リュウは驚いて声を上げてしまった。


「勃ってる…」


足の間に収まっていた物が、長く逞しい形に変化している。
人間のサイズとは比べ物にならないそれが、別の意志を持つ生き物のようにゆらゆらと揺れている。


「おっきい…」


思わずリュウはごくりと喉を鳴らした。
初めて見たリザードンの勃起に、自然と頬が熱くなる。

リュウがまじまじとリザードンのペニスを観察していると、リザードンが切なげに鼻を鳴らした。


「あ、そか。…辛いよね?」


けれどどうすればいいのか。
放っておけば収まるだろうがそれは可哀相だ。


「えと、出せば収まるよ、ね」


リュウは恐る恐るリザードンのペニスに手を伸ばした。

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