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中途半端に病 4


時折、靴下の上から口付けを落としつつ、肌に歯を立てぬようゆっくりと慎重に脱がせていく。
決してリュウは僕を急かしたりはしなかったけれど、その視線が突き刺さるように感じてしまって、気持ちが勝手に急いてしまう。

手が使えないもどかしさに泣きそうになりつつもしっかりと靴下の先を咥え、ずるりと引っ張ってはずらすという行為を繰り返す。
それだけで僕はリュウに心も身体も支配されたように感じて、何だか嬉しくさえも思った。

やっとの思いで両足の靴下を脱がす頃には、僕自身は期待と興奮で床を先走りで濡らしてしまう程になってしまっていた。
そんな僕を見てリュウは満足そうに僕の頬を撫でてくれた。


「よくできました」


その瞬間視界が反転し、目の前に天井の風景が広がった。
床に体重をかけてついていた両の腕を蹴られて、仰向けに転がされたのだ。
縛られたままの腕を掴まれて頭上に持っていかれ、僕の身体の横でリュウは立ちあがった。

そしてリュウは舌舐めずりをひとつ。
何度目か分からない微笑みを僕に向けて。


「ご褒美」


片足で、僕の自身を踏み始めた。


「ふあ!あ!んん…ッ」


望む刺激を与えられて、僕の身体はびくんびくんと跳ねた。
竿を踏まれながらぐにぐにと指で先端を弄られて、酷く気持ち良い。

踏まれる度に一緒に下腹部も圧迫されて、その苦しさもまた快楽となって僕を襲う。

溢れる先走りのせいぐちゃぐちゃと鳴る水音が嫌に卑猥で、耳を塞ぎたくなるも、両腕を縛られている為適わない。
親指で時折尿道を擽られればそれだけで達してしまいそうだった。


「どう?気持ち良い?」

「あッあッきもちい、です…!もっとぉ…ッ!」

「もっと、ね。ほんと何処まで淫乱なんだ」



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