中途半端に病 2
･････････････････････「勃ってるね」
「ん…ぁ、あ、ごめんなさい…」
そのままむにむにと手のひら全体で揉まれてしまって、あっという間に僕の自身は完全に勃ち上がってしまった。
同時に息も荒くなって、思わず僕は指先に吸い付くのを止めてリュウに抱き着いて肩口に顔を埋める。
酷く恥ずかしい、が気持ち良い。
「ルカリオは、俺に踏まれたいんだ」
「ッあ、うん…踏んで…っ」
「何処を踏んでほしいの？」
「ん…え、と…」
愉快さを含む声が耳元で聞こえ、ぱっと顔を上げてリュウの顔を見た。
リュウの顔が先程の優しげな表情からは打って変わって、いやらしい笑みを浮かべた加虐の顔へと変貌していた。
思わず僕は喉を鳴らしてしまう。
そう、この顔。
僕だけしか知らない、リュウの表情。
ああ、早く、その手で僕をいたぶって。その声で僕を追い詰めて。
すっかり自分の欲に火が付いてもじもじと腰を揺らすと、リュウは焦らすように人差し指で裏筋を根元から先端までゆっくりと撫で上げた。
その酷く優しい手付きが余計に僕を煽ることをリュウは知っているんだろう。
「今…リュウが触ってるとこ、踏んで下さい…」
身体全体を熱くさせながら今度は自身をリュウの指に擦りつけるようにして腰を動かす。
するとリュウはにっこりと僕を模した笑顔を浮かべて、おでこにひとつ触れるだけの口付けをくれた。
「いやらしく勃起してるここ？」
「はいッ…お願い…」
「ほんっとに変態だね」
「あ、う、ごめんな、さい…」
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