変化していく情欲2


「…ホント?」


頭をそっと撫でながら問い掛ければ、チナが胸の中で小さく頷いた。


「ん…」


「じゃ、続けてもいい…?」


「……っ」


返事はなかったが、しがみつく手に力が篭る。

それを了承の意ととって、オレはチナを胸から引き剥がすと乱暴に唇を自分のそれで塞いだ。


「んっ、ふ…っ、んっんー…っ」


チナが苦しそうに首を振ろうとするけど、両頬を抑えて噛み付くみたいにキスする。


「あ…、かける…っ、苦し…っ」


そう言って開いた唇の間にまた舌を入れ、熱い口内を舐めまわす。


「ん…、あ…っ」

チナの口から溢れた唾液が、オレの両手を濡らしていく。

オレはその濡れた手をチナの首筋から胸へと滑らせた。


「ふっ、やぁ…!!」


滑らかな肌の上にぷくんと立ち上がるものを見つけ、それを指先で転がす。


「ふゃ…っ、や、やだ…っ」


外れた唇から拒絶の言葉が洩れるけど、今度はもう止めない。


「チナ…」


そう囁いて、硬くなった尖りに舌を這わせた。


「んっ、んー…っ」


途端チナの背が撓る。

浮き上がった背中を抱き上げるようにして、その場所に唇を寄せた。



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