変化していく情欲6


「ねぇ、チナ、オレ…オレも…、良くなりたい…」


本当にもう、そろそろやばくて、オレは中をかきまわしていた二本の指を勢い良く引き抜いた。


「やぁあっ、あ…っ」


チナが一層甘い声を上げて、引き抜くときも感じるのだと知る。

でも、今はチナの中に入りたい。


「チナ…」


オレは指の代わりに、もう完全に猛りきってる自身をそこにあてがった。


「んぁ…、かける…?」


肩ごしに振り向いた、チナの潤んだ瞳と目が合って、


「……っ」


「ぃあっ、あああああっ」


悲鳴が上がるのと同時に、チナの背中が苦しそうに引き攣る。


「やっ、かけるっ、いた…っ痛い…!!」


「…ぅっ、オレ、も…っ」


でも、めちゃくちゃ気持ちいい。

まだ先端を少しもぐり込ませただけなのに、食い千切られそうな程締め付けられて達してしまいそうになる。


「チナ…っ」


もっと奥に行きたくて腰を進めようとするけど、思うようにいかなくて


「やぁ…っ、やだ…ぁっ!」


相当痛いのか、泪交じりのチナの声に、焦る。

そんなに苦しませてるのかと思うと、気持ちよさよりも罪悪感の方が大きくなってくる。

でも今さらやめられなくて。



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