食べたい可愛さ3


「んっ、ん……、んぁ……っ」


顔を引いて逃れようとするチナの両頬に手を添えて、更に深く口付ける。

オレは夢中で何度も舐め上げ、その感触を味わった。


「んっ、ふぁ…、あ……」


名残惜しかったけど、そっと唇を放せば、チナはとろんとした目で荒い息をついている。

その頬も顎も溢れたふたりの唾液で濡れている。

オレは何も考えずに、それに舌を這わせた。


「ふ…っ、ひゃ…」


擽ったいのか、チナが肩を竦めて身を捩る。

それを押さえ付けるように抱きしめて、濡れていない首筋や肩にまで舌を滑らせた。


「ぁ…、や…っ、ゃあ…」


多分発情期で感じやすくなっているんだと思う。

オレが触れるたびに、チナは切なげな声をあげる。

それを聞いてるオレも、普通の状態じゃないんだから、段々たまらなくなってくる…。




「ふあ……っ、あ……?」


オレはチナを抱きしめたまま、そっと身体を倒して、枯草のベッドにチナを横たえた。


「かける…?」


下から潤んだ瞳で見上げてくるチナは、本当に可愛くて、可愛くて…。


愛しくて。


オレは胸が苦しくなって、チナの身体に覆い被さった。



<6話 END>




やっとここまでこれた…


次は獣八禁が入りますのでクッションページが入ります



090822

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