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･････････････････････ライムに愛を、幸せを捧げられる筈。
「好きだ」
そっと唇を合わせると、ライムがきゅうと俺の寝間着を強く強く掴んだ。
暫く唇を合わせるだけの行為を繰り返す。
ライムはとろんと、すっかり力の抜けた表情で口付けを受け入れていた。
「ん、ん…」
口付けの合間に漏れるライムの甘い声にこんな状況だというのに早くも頭の奥がじんじんとしている。
だがそろそろいいだろうかと唇を離せば、無意識か追いかけるようにライムが唇を尖らせてくる。
その些細な行動がまるで俺を求めているような気がして、嬉しくて。
答えるようにその唇に軽く接吻をして顔を離した。
その時に見た彼はなんだか不満気で、そういえば彼はよくこういう軽い口付けを好んでいたことを思い出した。
だけどそればかりをしていては先に進めない。
そうだよライム。
俺達は前に進むんだ。
だから、怖がらないで、ライム。
「…舌、入れていい？」
顔を近付けたまま、どんなライムの反応も見逃さないよう目を見つめる。
一度二度と視線をさまよわせるとライムはおずおずと口を開いた。
ちらり、と覗く赤い舌は怯えるライムそのままに奥に縮こまっていて、ぎゅうときつく、目を閉じている。
ああ、違う。
これでは駄目だ。
「…ライム、ライム」
「…う、ん？」
名前を呼ぶと恐る恐ると答えてくれたライムに密かに安堵しながら、額や頬を撫でる。
ゆるりと目を細めたライムに小さく囁きかけた。
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