「基山くーん」

『ぴゃっ!』

声を掛けて耳に息を吹き掛ければ面白いくらいに反応する基山。

『きゅ、急に何を…!』

「あはは、可愛いなぁ基山くん」

後ろからぎゅーっと抱き締めれば、手を握り返してくれる。

「ねぇねぇ基山くん」

『な、何』

「このままシちゃおうか?」

『えっ…え、ちょ』

「ちなみに拒否権はないよ、当たり前だよね」

吉良は基山を床に組み敷き、首筋に舌を這わせた。
んっ、と小さく声を漏らす基山に、吉良は気を良くしながら手をシャツに差し入れた。

『えっ、待って!本当にやるつもりかい!?』

「もちろん。男に二言はなし」

『使いどころ違っ…ぁ!』

「さ〜、可愛く鳴いてよ、基山くん!」

『吉良く、ちょ…』

毎回言いくるめられてしまうのは基山なわけで。
二人のイチャイチャタイムはゆったりと過ぎていくわけで…。

(待って準備が…!)
(準備なんかいらないさ!)
*ちょっと待って!*
―――――
吉基大好きです吉基!
何だかんだでラブラブな二人が好きです←

5.12



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