百合猫

「リリー」
「なぁに?」
「ごめん」
「うん」
「あんな事言って」
「うん」
「、ごめん」
「うん、許したげる」
「──、っ」



(ああ)

(やっと言えた)



やばいぶわってきた
この二人に関して書き尽くすには三日くらい要る


狼夢

「ねえ」
「んー?」
「、……」
「おーい」
「、っ…」
「…おいおーい?
体調でも悪い?



何つー顔で固まってんの」



人に好きだと伝えるということって、存外死ぬほど苦しかったり、する


黄金結婚話

「こんにちは」
「あら!こんにちはハーマイオニーちゃん、暫くご無沙汰だったわねえ、元気だった?」
「お陰様で。おば様もお元気で何よりです」
「ちょっと待ってね、あなた!あなた!ハーマイオニーちゃんが来てくれたわよー!」
「………」
「ごめんなさいねぇ、午前の診察が忙しかったから、自室でいびきかいて寝てるみたい…」
「あ、だ、大丈夫です!いつものを渡しに来ただけなので!
(カサッ)
…今年はユーストマです、珍しいかなと思いまして」
「…本当にいつもありがとうね。あなたには、本当に何度御礼を言っても言い足りないわ」
「…あのときは…その、つい身体が動いてしまっただけですから」
「いいえ!三年前、うちの主人が庭で倒れていたのを助けてくれたんだもの。本当に感謝しているわ。あのまま誰にも発見されなかったかと思うと、今でも思わず寒気がしちゃう」
「…あの後ここに治療に来た時は、流石に私もびっくりしましたけどね」
「ふふ、本当よ!あの人のポカンとした顔ったら!!」
「おかしかったですね、あははっ」
「…でも、それから毎年必ず花をくれるなんて、普通は逆じゃない?」
「…いいえ、私が感謝したい位なんです。お二人共、とても素敵な方達で、おば様達と出会えた事を、とても大切にしたいんです、私」
「…本当にいい子ね、ハーマイオニーちゃんは(なでなで)」
「…っ…、」
「??」
「…、っ、…」



『本当にいい子ね、ハーマイオニー』



「ねえ…おば様?」
「なあに?」
「実は、私…
来月、結婚するんです」
「え、…!」
「もし、良かったら…
来て、くださいませんか?」
「(カサッ)…、」
「……っ、」
「…そう、ね、」
「…あ、あの…無理なら、
(かばっぎゅー)ひゃあ?!」
「もっちろん、行くに決まってるじゃないの!!主人も引っ張って、雨が降ろうとホウキが降ろうと絶対に行くわ!!」
「…っ、」
「ああ何を着て行こうかしら!去年買ったワンピース、まだ着れるかしら!あ、でも少し地味すぎるかも知れな…結婚祝いに貰ったイヤリング!あれをつけて、バッグは白のサテンがあったわ!!あと靴は…、!!
そうそう!ハーマイオニーちゃん!!」
「え?はい!」
「この前、とても珍しいお花をいただいたの!あなたに是非あげたいと思って!シュ…シュイ…ゥオン…?何て言ったかしらえーとえーと…(パタパタ)」
「…、ッは、あ、
(良かった)
(来て、もらえる)
(覚えてないだろうけど、)
(それでも、最後ぐらいは)」
「あったあああああ!!
これよこれ!見て見て!!」
「あっはい…、…!」
「シオン、って言うの。
…ふふ、結婚祝いにはちょっと地味すぎるけれど、

ねえ、ハーマイオニーちゃん?
今年は私からも、感謝とおめでとうの花束よ!」



…あ、帰ってきた。
ちゃんと両親に渡せて…えええええちょっと何で号泣してんのさハーマイオニー!!?
駄目だったの?!受け取って貰えなかっ…え?貰えた?じゃあいいじゃん何で泣いてんの?!ちょっ僕に泣きつかれても…ハ、ハリィィィィ!!笑ってないで助けてよおおお!!!



Happy Wedding !!!



クソ長くなったもう黄金かわいすぎる嫁に来いコノヤロウ

[ユーストマ=花嫁の感傷]
[シオン=あなたを忘れない]


竜金赤(夢)

「おいグレンジャー」
「うげえ、何か用かしらマルフォイ」
「今うげえっつったろ出会い頭に本音出すな」
「さっさと用件だけ言ってくれない?あんまりノンビリしてるとまたロンからお小言言われちゃうもの」
「(小言って)…まあいい。
いいかグレンジャー、今から僕の質問に何の疑問も持たず真剣に呼吸する位自然に答えろよ」
「何でそんな面倒な事しなきゃいけないのよ帰る」
「待て待て待て!」
「私にメリットないわ」
「お前がめついな!」
「…あーそう言えば、誰かさんが授業中ぶち込んでくれたカエルの心臓のせいで、大鍋に穴空いちゃってたわ明日どうしましょーしくしく」
「がめつい以前に腹黒いぞ、半笑いで泣くな怖い!」
「ちゃんとメーカー品買ってよね」
「あーはいはい分かった分かったよチクショウ!」
「で?質問って何かしらドラコ?」
「ホント根性悪いなコノヤロウ!!」
「うるさい帰るわよ」
「…、お前みたいな奴が、

喜んで笑顔になる位びっくりするプレゼントって何だ?」

「…それって、」
「意味を考えるな簡潔に答えろ!」
「えーまさかの?やだあドラたん意外と初心ねー」
「ぶ っ 飛 ば す ぞ」
「お相手は誰?同じスリザリンの子?あ、いや、私に似てるんならレイブンクローの可能性も…」
「…ッいいからさっさと答えろグレンジャああああ!!」
「……(ちら)」
「ッ…!!(真っ赤)」
「……うーん、そうねえ、

やっぱり本、かしら?
あー流行りのとかじゃなくて、重くて厚くて埃被ってて、誰も読まないような古臭いヤツ。本屋の棚の隅っことかに何年も置いてある感じ。
私暇潰しにそういうの読むの好きだし、私みたいな人って意外と退屈してたりするのよね。
そんな退屈を埋めてくれそうなくらいびっしり文字が書いてあればなおよしだわ。
あと、友達と一緒に焼いてくれたクッキー。形がいびつでちょっと焦げてて、お世辞にもあんまり美味しそうとはおもえないけど、食べるのを貰った本人よりドキドキしながら見てるような、そんなお菓子があったら素敵よね。
もう一つ言うなら、その人が好きなものが分かるもの。こっちが興味ないのは分かってるのにくれるのってどうかと思うけど、その人が何を好きかハッキリ分かるから、逆にこっちが送り手になった時とても助かるじゃない?

それらを必死に自分でラッピングして、ふぞろいなリボンとクシャクシャになった包装紙で包んで、少しバツが悪そうに差し出すの。
とってもおかしくて、ああ私愛されてるなって実感できる。
びっくりして、思わず涙が出ちゃうくらい、とっても素敵なプレゼントだと思うわ」

「……惚気か」
「惚気ですが何か?」
「うげえ気持ち悪いぞグレンジャー。朝食べたトーストをもどしそうだ」
「…正直ちょっと恥ずかしい」
「ですよねー」
「とりあえず答えてあげたんだから、約束忘れないでよね」
「悪徳商法に引っかかった気分だ」
「バラすわよ」
「パンジーが金切り声あげて襲いかかってくるからやめてくれ」
「あ、時間だわ、私行かなきゃ」
「はぁ…さっさと行っちまえ」
「マルフォイ、」
「あ?」


「その人、喜んでくれるといいわね」


「…フン、うるさい」
「♪」
「ハーマイオニー!どこ行ってたのさ!」
「ロン助けてマルフォイが『今日のパンツ何色ぐへへ』って迫ってくるー」
「テメゴルァアアアア」
「オイこらあああああ!!」



ハーマイオニーのターン!
坊っちゃま奔走の巻
多分相手はBG夢子


猫百合

「練習しないのか?」
「しない!」
「何故だ?」
「…下手、だもの」
「僕はそう思わない」
「みんなが言うもの」
「………」
「リリーちゃんってピアノだけは苦手なのねって、言うもの」
「始めてまた二週間じゃないか」
「出来ると思ったの!
…でもどうしたって、右手と左手がいっしょに動いちゃうの!」
「元々自由に動けた方がすごいと思うが…」
「だってっ!」

「…じゃあ、
リリーはこれから一生、自分が出来そうな事だけを選んでやっていくのか?」

「!」
「1%の可能性も、自分ができない事だからと目もくれずに、自分の得意分野だけをひけらかして、自分をよく見せ続けていくのか?」
「そんな事言ってない!」
「言ってなくても今やろうとしているじゃないか」
「っ…」
「…リリー、周りの言う事に臆病になる事は、決して悪い事じゃない。いくら格好悪くたっていい、泣いて泣いてすっきりしろ。

その後、誰よりも努力しろ。1%の可能性も見逃さず、誰よりも成功しろ。
泣きじゃくって、ボロボロになったって、きっとリリーのそんな姿はいつか、誰よりも美しく、誰もを魅了して離さないから。

その努力の価値は、他人が決めるものじゃない。誰よりもその苦しさを知っている、お前自身が決めるものなんだから」



何か物凄く努力してる百合が書きたくなったので
百合の力の源!
自己啓発?みたいな

努力で成功する人って多分、子供の時に誰よりも早く、その価値に気づいた人なんじゃないかなと思う。気付くのが遅くなればなるほど、その価値は小さくなってくんじゃないかなとも、思う
ちなみにビロは遅すぎたww

このサイトで猫百合表記は希少ですよ!


上の猫百合の続き

「セブ、」
「……」
「あの時私に努力しろって言ってくれて、ありがとう」
「…ああ」
「あなたのおかげで、
私は変われたの…

右手でアイアンクローしながら、左手でフェイスロックできるようになったのよ」
「ギャアアアアア」
「テメェのせいかアアアア」
「ウハッ超ウケるんですけどぷげらww」

相手は勿論鹿と犬
ビロのプロレス知識はどんどん蓄えられて行きます


小王猫

「センパイ、謎掛けです」
「…そんな気分では、」
「ある所に夫を亡くした女がいました。子供も居るのにと女は泣きました。けれどその葬式で女は夫の同僚に惹かれてしまいました。
その次の日、今度は子供が死んでしまいました。犯人は何とその女。さて、どうしてでしょう?」
「……」
「どうしてでしょう?」
「…さあな。



あいたかったんじゃないか?」



ねえ先輩。
それは、どっちにあいたかったんですか?



ちょいとつじつま合わないけど書いてみた
砂糖菓子の弾丸は甘いんですよ


狼猫

※色々辛い感じ
Part2のntbr臭いかも








「君は、ジェームズが憎かったかい」
「…無論だ」
「そうだね、彼がリリーを愛してしまったから、リリーは死んでしまったんだものね」
「ああ」

「君は、シリウスが憎かったかい」
「…無論だ」
「そうだね、彼が守り人にならなかったから、リリーは死んでしまったんだものね」
「ああ」

「君は、ピーターが憎かったかい」
「…無論だ」
「そうだね、彼が何より僕らを裏切ったから、リリーは死んでしまったんだものね」
「ああ」

「リリーは美しかったね」
「ああ」
「リリーは優しかったね」
「ああ」
「リリーは強かったね」
「ああ」
「リリーは輝きだったね」
「ああ」

「悲しいかい」
「ああ」
「苦しいかい」
「ああ」
「泣きたいかい」
「ああ」
「死にたいかい」
「ああ」
「そうかい」
「ああ」
「だめだよ」
「……」
「死ぬなよ」
「……」
「もう僕は、



誰一人失いたくないんだ」



「貴様は、ポッターが好きだったか」
「勿論」
「…そうだな、孤立していた貴様を受け入れたのは、彼奴だったからな」
「あぁ」

「貴様は、ブラックが好きだったか」
「勿論」
「…そうだな、貴様を誰よりも大切にしていたのは、彼奴だったからな」
「あぁ」

「貴様は、ペティグリューが好きだったか」
「勿論」
「…そうだな、貴様を誰よりも必要としていたのは、彼奴だったからな」
「あぁ」

「貴様は楽しかったか」
「あぁ」
「貴様は恵まれていたか」
「あぁ」
「貴様は誇らしかったか」
「あぁ」
「貴様は幸せだったか」
「あぁ」

「悲しいか」
「あぁ」
「苦しいか」
「あぁ」
「泣きたいか」
「あぁ」
「死にたいか」
「あぁ」
「そうか」
「あぁ」
「ならば死ね」
「……」
「今すぐ死ね」
「……」
「もう僕は、



誰を失っても構わない」






(立ち上がるか蹲るか)
(どっちにしたって
その結末には、)

「「さあ、行こう」」

(地獄しかないのだ)






誰よりも何かを共にした彼等。きっとそれは友達とか仲間とかじゃない、もっと暗くて生臭い、けれど強力な絆。


8月9日はハグの日
鹿百合

「と言うわけでレッツ☆ハグハグ!!」
「あら違うわよ、ファッキューの日よ?(メゴリ)」

この位しかネタが…
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -