happy days | ナノ


□happy days 50-B
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「…うん……」






それは、ひどく純粋に。
ルイの体の芯に染みて行った。
頷くと共に、溢れる涙は益々強まった。
シリウスは苦笑して『あんまり泣くと目ェ腫れるぞ』と涙を自分の袖で拭ってくれた。

雪はいつの間にかやんでいた。
シリウスはぶるりと身震いをして、これ以上こんな所にいたら風邪を引くと言って、ルイに手を再び差し出した。



「行くぞ。」



無駄な言葉など要らなかった。
ただただ、その熱だけが嬉しかった。



「………うん…」



手を握り合って、歩き出す。
強く、強く、離れない様に。
まるで生まれて来た時からずっと、そうする事が当たり前だったかの様に。

星がまた、流れ始めた。
月は何かしらの囁きを唄い始める。
ざく、ざく、ざくり。
雪を踏みしめる足音さえ、愛しく思えた。






振り返れば微笑む、世界の存在。

信じれば輝きだす、命の輪廻。

ならば、信じて歩いて行こう。

世界と共に、生きて行こう。

側にあるこんなに温かい世界を。

愛して欲しいと願うこの世界を。

正論も戯言も、何もかも押し潰して。

ただまっさらな心で、愛して行こう。






小さな足跡が、
まっさらな世界を歩いて行くのを。



世界はいつまでも見守っていた。






TO BE CONTINUE…



→おまけ&後書き

おまけ…?



シリウス「…ただい…」

リーマス「やぁおかえりシリウス☆」

シリウス「(キャ━━(゜∀゜)━━!!)」

リーマス「君、ルイといつの間にか合流して一緒に遊んでたんだって??」

シリウス「て、てめぇジェームズ!!
簡単に口割りやがっ…はッ!!」

リーマス「いやーあんまり隠すもんだから、
眼鏡に鳴門まで描いちゃったよ☆

シリウス「鬼ィィイイイイ!!」

リーマス「…で、覚悟は出来てるよね??☆」



…おはり。



後書き…

ぎゃーやっと書けたぁぁぁ!!!
寧ろシリウスより私がキャ━━(゜∀゜)━━!!
って感じだったんですが…(汗)
何かもう最初に目指してた結末と違う様な…うん、色々と至らない所は見逃してやってください、ホント(土下座

やっとクリスマス編終了です。
最早夏に突入しかけなのにな、うん。
色々と肉体的にも精神的にもあったので、実際ビロも良く分からないです。
とりあえずシリウス強化月間って事で。
一番可哀想なのはセブルスだと思います。

よーし次はギャグだ!!
明らかに古典的展開なギャグだ!!

…続きます!!!






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