「…うん……」
それは、ひどく純粋に。
ルイの体の芯に染みて行った。
頷くと共に、溢れる涙は益々強まった。
シリウスは苦笑して『あんまり泣くと目ェ腫れるぞ』と涙を自分の袖で拭ってくれた。
雪はいつの間にかやんでいた。
シリウスはぶるりと身震いをして、これ以上こんな所にいたら風邪を引くと言って、ルイに手を再び差し出した。
「行くぞ。」
無駄な言葉など要らなかった。
ただただ、その熱だけが嬉しかった。
「………うん…」
手を握り合って、歩き出す。
強く、強く、離れない様に。
まるで生まれて来た時からずっと、そうする事が当たり前だったかの様に。
星がまた、流れ始めた。
月は何かしらの囁きを唄い始める。
ざく、ざく、ざくり。
雪を踏みしめる足音さえ、愛しく思えた。
振り返れば微笑む、世界の存在。
信じれば輝きだす、命の輪廻。
ならば、信じて歩いて行こう。
世界と共に、生きて行こう。
側にあるこんなに温かい世界を。
愛して欲しいと願うこの世界を。
正論も戯言も、何もかも押し潰して。
ただまっさらな心で、愛して行こう。
小さな足跡が、
まっさらな世界を歩いて行くのを。
世界はいつまでも見守っていた。
TO BE CONTINUE…
→おまけ&後書き
おまけ…?
シリウス「…ただい…」
リーマス
「やぁおかえりシリウス☆」シリウス
「(キャ━━(゜∀゜)━━!!)」リーマス「君、ルイといつの間にか合流して一緒に遊んでたんだって??」
シリウス「て、てめぇジェームズ!!
簡単に口割りやがっ…はッ!!」
リーマス「いやーあんまり隠すもんだから、
眼鏡に鳴門まで描いちゃったよ☆」
シリウス「鬼ィィイイイイ!!」
リーマス「…で、覚悟は出来てるよね??☆」
…おはり。
後書き…
ぎゃーやっと書けたぁぁぁ!!!
寧ろシリウスより私がキャ━━(゜∀゜)━━!!
って感じだったんですが…(汗)
何かもう最初に目指してた結末と違う様な…うん、色々と至らない所は見逃してやってください、ホント(土下座
やっとクリスマス編終了です。
最早夏に突入しかけなのにな、うん。
色々と肉体的にも精神的にもあったので、実際ビロも良く分からないです。
とりあえずシリウス強化月間って事で。
一番可哀想なのはセブルスだと思います。
よーし次はギャグだ!!
明らかに古典的展開なギャグだ!!
…続きます!!!
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