happy days | ナノ


□happy days 10-B
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■ちょっとその後■



全寮生入り乱れての大乱闘は、ホグワーツの歴史へと綴られる大事件になった。

毎日毎日『吠えメール』(主にスリザリン生の保護者からの)が届き、日々フラフラしながら歩く寮監達にルイは申し訳なく思った。






自分でも驚く事に、ルイは正式にザリスに謝りに行った。
マダム・ポンフリーから取ってもらった、あのピアスと一緒に。



『許してくれなくても良いの。
ただ、これだけは返したくて。
それと……



ごめんなさい。



きっと私はこの先、貴方の気持ちに答える気にはならない。
貴方に会った日から今までを、きっと私はなかった事にしたがると思う。

だから、ごめんなさい。

私は、貴方の気持ちには応えられない。』



久しぶりのはっきりした言葉だった。
答えなければ、いけないと思ったから。
ザリスはしばらく黙り込んでいたが、やがて、

『……分かった。』

と、呟いた。






『……それとね、もう一つ。



ザリス。


私を好きになってくれて、ありがとう。』






ザリスは面喰らった様な顔をしていた。
ルイは笑ってその場を去った。
しばらくして、ザリスは笑いだした。



『…たく……ッ

最高の殺し文句だよ…!!』



色々な隙間が全て埋められた気がした。

フラれた事には変わらない。
けれど、悔いはない。

彼女は、自分の気持に『答えてくれた』から。
自分を罵りもせずけなしもせず、ただ真っ直ぐに正直に、自分の想いを受け止めてくれたから。

思えば、彼女を呼び留めたあの日から。
きっと自分は……
彼女に、一目惚れしていたのだった。



後書き…

日記編長いわァアアア!!
ホントはリドルとか出したかったのに…!!
ショッパナからオリキャラ大活躍かよ
しかも何か色々忘れてそうで怖い…
オルァコルァ次はクィディッチじゃ我ェ!!
一転して明るいの書くぞ─!!

とりあえず日記編はこれで終わりです。
続きます。
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bkm





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