夕方―…… 『今日は、カレーにし〜よおっと♪』 今日の献立を呟きながら歩いついるDOLL。 ルンルンと楽しげなリズムを奏でながら赤屍の待つ家へと手提げ袋を揺らしながら帰って行く。 家の近づくにつれてDOLLの足は、小走りに変化していった。 家の玄関前に着くと、玄関のドアを開ける前に一度深呼吸をしてから玄関のドアを開ける。 『赤屍さ〜ん、ただ今帰りました〜!!…ん?‥赤屍、さん?』 いつもならDOLLの帰りを迎えてくれるはずの赤屍の姿がそこにはなかった。 DOLLは、少し疑問に思い玄関のドアを閉める。 家の中に上がり、買って来た夕ご飯の材料を台所に持って行きならが、赤屍の事を考えていた。 『(赤屍さん、どこに居るんだろう?仕事じゃないのは、確かなんだよねぇ〜。)』 夕食の材料を台所に置き、まずはリビングから赤屍を捜索する。 それから、家中をくまなく探したが赤屍の姿は何処にもなかった。 #NAME1##が少し落ち込んでいたその時、DOLLの背後から床が軋む音が聞こえた。 その音は、一回だけではなく何回も聞こえ、DOLLに近づいて来る。 『(誰か後にいる。赤屍さんなの?でも、なんか嫌な雰囲気。‥逃げなきゃ!)』 DOLLは、その足音から逃げよと歩き出すと、足音の主は歩みを変えずDOLLの後をついて来る。 不気味な感がしていたその音にDOLLは、少し小走り気味に歩いてと寝室のドアが見え寝室に駆け込みドアの鍵を閉める。 カギを締めた後、ベットの中に潜り込み恐怖に震え上がっている体を両腕で押さえ込むDOLLだがなかなか震えが止まらない。 相手は、ドアノブをガチャガチャと回す音とドアをドンドンと叩いていている音にさらに恐怖感が増した。 すると、ドアを叩く音がやみ聞き慣れた声が聞こえて来る。 赤:DOLL、私です。蔵人です。 その声の主は、赤屍蔵人だった。 DOLLは、赤屍の声に釣られるようにベットの中から体を出した。 そして、DOLLはドアの向こうにいる赤屍に「赤屍さんなの?」と、少し疑問系で質問をする。 赤:そうです。ですから、ここを開け‥ 赤屍の話が終わる前にDOLLは、自分達の間を阻んでいたドアを開け、赤屍の胸に飛び込んだ。 『赤屍さん!!どこに居たんですか?私、心配しましたよ…』 赤:すみません。心配をかけてしまい。 『本当ですよ!心ぱ、い…』 DOLLが顔を上げると、いつもの赤屍なのにいつもと少し違っているところがあった。 『あの、赤屍さん?』 赤:なんですか? 『なんで、狼の耳と尻尾が付いているんですか?』 DOLLは、こんな質問をぶつけてさっき味わっていた恐怖が甦り赤屍から離れる。 一歩ずつ後ろ向きに寝室の中に戻って行く事しか逃げることが出来なかったDOLL。 赤屍はリズム良く一歩づつDOLLに歩み寄って行く。 DOLLが一歩下がれば、赤屍は一歩進む。 その動作を繰り返していると赤屍が、「これですか?鏡君に、また変な薬を飲まされてしまったんですよ。"観察させてもらうよ♪"とか、言っていました。」と、赤屍が言い終わると、さっきDOLLが飛び込んだベットに足を取られてしまう。 『きゃっ!…』 赤:逃げ惑うDOLLは、とても可愛いらしいですねVvその恐怖に怯えた顔が、また堪りませんね〜。 DOLLの歩みが止まってしまったが、赤屍の歩みは止まらずにDOLLがいるベットへと足を進める。 DOLLは、赤屍の怖さに体が動けずベットに座ったままだった。 『こっ‥来ないで!!』 赤:無理です☆ 『きゃっ!』 赤屍は、DOLLを押し倒す。 赤:それでは、お腹いっぱい食べさせてもらいますよ。DOLLさん♪ 『いやぁぁ〜〜〜!!』 ××××××××× それから、数時間。 赤屍(狼)によってDOLLは食べられ(犯され)てしまいました。 DOLLと赤屍は、疲れきってしまい二人は安らかな眠りについた。 そして、鏡によって飲まされてしまった変なん薬の効果はいつの間にか消えていた。 消えたのはいいが、DOLLとの溝は消えずにあった。 赤:本当に申し訳ありません。 『………』 赤:DOLL、機嫌直してもらえませんか? 『いや!!』 赤:‥そんな事言うと、また犯しますよ? 冗談本位でそんなことを言うと、「いいよ。」と、返事が帰って来た。 赤屍は、「嫌!!」とか「最低!!」とかの言葉が帰って来るかと覚悟をしていたが、OKの言葉が贈られて来て驚きの表情を隠せずにいた。 『子供が欲しいから‥いっぱいやってもいいよ。//』 DOLLは、照れながらそんな言葉を言う。 赤:‥では、もう一度やりましょうか、子供を作るために。 『優しく抱いてくださいよ?//』 赤:はいVv おまけ―…… 天井裏―…… 鏡:ちっ‥あの薬、ただ耳と尻尾が出るだけだったかぁ〜。もう少し、改良しないとなっ。 グサッ…… 『どうしたんですか、赤屍さん?天井にメスなんか投げつけて?』 赤:いえ、ネズミがいたので…とても大きなネズミが、ね♪さぁ、続きやりましょう♪ 『はい。//』 鏡:(き…気付いていたのか。ヤバッ!明日、殺されるかもしれない!?) 次の日、赤屍は無限城の鏡がいる研修室に行き、昨日の出来事を鏡にぶつけて、こってりと赤屍に絞られた鏡でした。 多分、半殺しの所まで絞られたと思います。 END―…… 2007.5.20 マリ様へ―…… |