◆長編:第13章の後書き
2015/01/01 10:15

スッゴく大事なことを書いていなかった!!後書き付け足しです!;

ノナンスで行なっていた『良い子実験』について。

本文で述べた通り、侵略者は心の隙に入り込んで人を乗っとります。ただし、現段階では不可能。じゃあ、上手く乗っ取るにはどうしたら良いのか?…ということでノナンスで実験が行われていた、というわけでした。
ブレインショック(PSI)で脳を壊したら良いんじゃないのか?と試していたわけですが、結果は失敗。脳に働きかけることは出来るものの一時的。しかも破壊までには至らなかった…という結果に終わりました。

ここで一つ。なぜ一時的とはいえ『良い子』になったのか。

その『良い子』というのがペンタットの大人にとっての『良い子』…つまり、大人の言うことを“従順に聞く”子どもを『良い子』だと彼らは言っていたのです。
本文で説明した通り、PSIによって“個性が薄れ、受け身の態度になった”…すなわち、子どもたちは自分の意思を削がされたわけです。

自分の意見を持たない、ただ言うことを素直に聞く子どもは本当に『良い子』だと思いますか?

今の世の中、自分の意見を言えない子どもが増えています。大人が圧力をかけ、親にでさえ素の姿を出さない子どもが多くなったように感じます。…実を言うと、私もなんです。

私はさりげなくこの事について風刺させて頂きました。

研究者たちは、侵略者の手助けをしていた事実にも後悔していましたが、それと同時に、そういった個性の無い子どもを大人がつくっているのだとも気づいて恐怖し反省したのです。

これを見ている読者様が将来親になった時、親のあるべき姿を間違えないで欲しいと切に願います…。






トップページ




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -