スタンド・バイ・ミー | ナノ あとがき


 「スタンド・バイ・ミー」を読んでいただき、ありがとうございました。これにて本編は完結となります。このサイトを設立してから初めての連載完結ですので、記念にあとがきを書いてみようと思いました。わたしが読者の立場の際は、あまりあとがきを読んだことがないので、ここまで読んでいただける方には感謝しかないです。本当にありがとうございます。こちらでは、本作の設定や裏話、今後について書かせていただきます。

原案について。
 もともとの構想では、シカマル、シカダイと10歳ずつ離れた設定で、シカマル落ちの予定でした。しかし、シカマルとテマリの夫婦が好きですし、浮ついたシカマルはあまり想像できないなと思ってこのような形になりました。もちろんBORUTOの漫画とアニメを見て、シカダイがすごく魅力的なキャラクターだったというのもあります。
 シカダイ落ちにするにあたって、10から20代の10歳違いは恋愛に発展するのはかなり時間がかかるのではないかと思い、表現しきれないなと感じたのでシカマルと13歳、シカダイと7歳差で着地しました。計算がめんどくさかったのでギリギリまで10歳差でいくか迷いました。また、20歳の女性が13歳の男子に恋して付き合いたいと思うには時間がかかりすぎると思ったので、告白して終わる、という形にしました。結局最終話でほぼ好きな感じが出てしまいましたけど。

シカダイについて。
 シカダイはすごく可愛いです。最初、NARUTO及びシカマルが好きすぎるあまり、結婚して子どもが生まれた後の作品というのは受け入れがたかったのですが、見たらシカダイの魅力にハマりました。シカマルほどジジ臭くなく、シカダイはクラスの中心にいる落ち着いた陽キャで、「こいつ、モテる……!」と思いました。シカダイが恋愛するのは、シカマルと同じで年上の尊敬できる女性になんだかんだベタ惚れという構造かなと思い、今作が出来上がりました。年上の女性に翻弄されるシカダイが書けて満足です。
 また、タイトルの「スタンド・バイ・ミー」は、ブリリアントグリーンの曲名からきています。シカダイから主人公への気持ち、主人公からシカマルへの気持ちはこの曲の歌詞のイメージです。

主人公について。
 わたしが読者の際、この作品は最高だ!と思うのは、やはり主人公を好きになれるかどうかが大きいと感じていました。あまり主張しない自分を投影しやすい人物か、もしくはうざくない人物。これを気にして書いています。そしてわたしの作品はだいたい主人公が、容姿がよく、程よい自己主張で、モラルのある人物になります。ストーリーの都合上、泥酔して迷惑をかけたり勝手にキスしたりと暴れたので、読者の皆様に受け入れられたかが不安です。
 容姿が良くないとてっとり早く恋愛に発展しないので、だいたい可愛いです。夢小説だし恵まれてていいかなと思っています。ちなみに本作の主人公は、商売人の娘なので、気立てがよく人が欲しい言葉をまっすぐ伝えられるのでモテています。それでもあまり他人に興味がなく、両親が亡くなっていて大変な10代だったので、友だちは少なく、恋愛経験も少なめです。 
 
木ノ葉丸について。
 あとがきで一番書きたかったことは木ノ葉丸についてです。見事な当て馬なのに、最後語られずフェードアウトしてしまったので、書くの忘れたか面倒になったな?と思われているのかなと思い、言い訳をしたいなと思っていました。
 木ノ葉丸と主人公の恋愛に関しては、大人の恋愛のリアルを書いたつもりです。相手が好きなのをなんとなくわかっていて、自分も嫌ではないからノッてみる。決定打にかけ、会う機会も少なく結局告白もなくすっと消える。相手からの好意を感じないとなかなか告白ってできないと思います。スタンド・バイ・ミーの木ノ葉丸はそれです。機会を待っていて、シカダイとのことを知るまではまたアプローチを続けているはずです。

今後について。
 ひとまず、番外編として@シカダイと付き合った後の話Aシカマルとくっつく世界線Bシカダイとの初夜の話C原案であるシカマル落ちのドロドロした話を書く予定です。裏を書きたいなと思ってたのですが、本編に入れ込むと話がややこしくなるので、後日譚やもしもの番外編で書こうと思いました。楽しんでいただけたら幸いです。

最後に。
 長くなりましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。閲覧数でやる気が出たので、本当に読んでいただいた皆さまのおかげです。こういうの読んでみたいとか、誰を書いてほしいとかどの更新を待ってるとか教えていただけると嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。

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