「お前が死ぬなら僕も死ぬ」そう言って五条くんは私の手を握った。指を絡めて、離さないと言わんばかりに、強く、強く。今まさに飛び降りようとしていた私はぎょっとして振り解こうとしたものの、力の差など歴然である。「でもさ、見たいテレビがあるんだよね」だから後にしない?泣き出した私を抱き締める彼は暖かかった。song:君が飛び降りるのならば/Omoi様