魂が憶えてる、たぶんね/羂索

どこかで見たことがある、と思った。こんな特徴的な格好、それに見目も整っていて、一度会ったなら忘れやしないだろうに、その記憶は全くない。ただ、その額の縫い跡に薄ぼんやりと既視感を覚えている。「忘れてしまったのかい?悲しいなあ」胡散臭い笑みにも見覚えなどない。けれど、「わすれてないよ」お前のことは。
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