他人(ひと)が信じられなくなったら
終わりだと言うけれど
自分すら
信じることの出来なくなった私は
もう
駄目ですか────…?
おびただしい量の赤に
相応しい
終幕(フィナーレ)を────…
西の地に沈む
太陽の紅(アカ)よりも
緋(アカ)く
全身を駆け巡る
血液の赤よりも
鮮やかに
世界中の全ては
余すことなく
緋(アカ)く染まってくれれば…
その瞬間
私は世界で一番
許されることのない存在となり
あの日は
私の中で最も
忘れることの出来ないものとなった…
進んだ先に待っていたものは
喜びでも希望でもなく
ただ
逃れようのない
悲しみと絶望だけだった…
Don't forget!
The July **
and
my name...
頭では
笑わなければならないと
そう
判っているのに
心は
そうはいかなかった…
信じたいけれど
裏切られるのが怖くて
私はまだ
自由の翼を持たぬ
籠の鳥…
小さなことでも
幸せだと思える自分と
退屈な日常を
壊したいと思う自分と
ふたつの私が
ひとつのココロを支配する…
一緒に居ることが
当たり前になってほしくない
だって
それだと
失ったときにとても
とても 怖いから…