私が
私であることなんて
私だけが知ってればいい…
世界がただ
静かに音を立てて
崩れていくのを聞いた…
好きだなんて嘘
聞くくらいなら
死んだ方がマシよ────…
強張る顔と上擦る声
全て隠す私に
君はどれだけ気づいているのだろうか…
運命と言う名の
星の下に生まれ
永遠と言う名の
夢を見る
これは
そんな一人の少女の物語…
時は静かに流れ
僕等は再び岐路に立った
示された道はふたつ
さぁ、どっちを選ぼうか────…
握り返してくれた手が
だんだんと冷たくなっていくのに
気づかなかったわけじゃないんだ
ただ
認めたくなんてなかっただけで…
僕は
君の涙の理由も知らなければ
それを止める術も知らなかった…
私は
この想いを
どこへやればよかったと
言うのだろうか…
ただ
思っていた以上に
私には太陽は眩しくて
一度止まった筈の涙が
再び流れるのを感じた…