眩しいものに憧れるのは仕様のないことだけれども、あんまりにも光に慣れていない人がそんな輝く光を見たものなら眼がつぶれてしまうんじゃないだろうか。
正宗に何気なしに話したら案の定興味なさげな声で「よくわかんねぇ」と言われた。まぁ、正宗はなにかに縋ったりしない性格だからね。そもそも正宗自身が眩しいもの。押し黙った私を覗き込むように顔を傾けた正宗にぽつりと「眩しいなぁ」と零したら、あの眩しい笑顔で乱雑に頭を撫で回された。私はこんな眩しい笑顔できないんだろうと想うとちょっと寂しくなって、ますます正宗の笑顔に惹かれていく。だというのに、せめて直視できるくらいに暗くなってくれたらな、なんて思ってしまうんだ。








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