俺はもうすぐ死ぬのかと、誰に言うでもなく呟いた君はなぜあの時笑ったのだろう。
延命の儚い約束
真っ白な部屋。
清潔感で溢れているくせに何処よりも人工的なこの空間の中央で彼は横たわっていた。
嗚呼、どうして自分の死を前にして悲しそうに笑う貴方に真実を伝えることが出来ようか。いや、出来ない。そんなこと、
(出来る訳が、ないじゃないか)
延命の儚い約束
()
Back
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -