小説―other | ナノ
※主人公とデンジ

「デンジさん、ハートゴールドとソウルシルバー買いました?」
「お前は買ったのか」
「そりゃもう!前日から並びました」
「若いっていいな」
「昔の子供も今の子供も、ポケットの中はいつでもファンタジーなんですよ」
「幸子EXやめろ。なんか泣きたくなるから」
「デンジさんはポケモンゲームはどこまでやってました?」
「ピカ版」
「古ッ!」
「ほら、パートナーピカチュウじゃん」
「出たよ輝き痺れさせるスター」
「後ろからついて来るのが良いんだよな」
「HGSSでもついて来ますよ」
「マジでか」
「ピカチュウじゃないですけど」
「ちっ…」
「メリープとかはいますよ」
「ああ…あのモコモコしてるやつか」
「そういえばオクタンは持ってるくせにメリープ系は持ってないですよね」
「捕まえても良かったんだけどな」
「何が駄目なんですか?」
「進化するとあのモコモコがなくなるだろ」
「……」
「エレキブルとかレントラーとかサンダースは毛皮気持ちいいからさ」
「ライチュウ…」
「ライチュウは俺のジャスティスなんだよ」
「小さい頃相当ピカ版に犯されてましたね」
「軽く廃人状態だった」
「ほんとしょうもない大人ですね」
「うるせえ。って訳だから新作は買わな…」
「カントー。…行けますよ」
「…!」
「トキワの森でピカチュウ捕り放題」
「なん…だと…」
「シロガネ山のレッドが詐欺みたいに強いピカチュウ連れてるらしいです」
「く…っ 釣られねえ…」
「もちろんマチスのライチュウとも戦えます」
「やめろ…!」
「デンジさん、僕と戦ってくれないの?(裏声)」
「………」
「ライチュウの腹話術上手いでしょう」
「………密林で買ってくる」

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