お昼休み購買で買ってきたパンをかじってるとジュースを片手に持った冴木がトタトタ近づいてきた。
「ねぇねぇ、栄口。」
「ん?」
「なんでいつもパンなの?運動部がそれじゃ駄目じゃない?ちゃんとバランスがとれたものを食べなくちゃ!!」
「いやさぁ、俺んち親いないしさ、朝早いから。」
「………私、もしかして聞いちゃいけにこと聞いた?」
さぁぁと冴木の顔が青くなる。
「ご、ごめんね。私何も知らないで、無神経だよね。」
そう言って冴木は俯いた。
「いやいやいやいや!!気にしてないから!!冴木、大丈夫だよ!!」
「うん。でも、ごめんね。」
「そんな謝んなくていいよー。」
「あの、さ、栄口。」
「ん?」
いきなり冴木がもじもじしだした。
「もし、よかったら、その、」
だんだん冴木の頬が朱くなっていく。
「お、弁当作ってきてあげよーか?」
「へ?」
作ってきてあげようかって冴木が弁当作ってきてくれるの?
俺のために!?
「め、迷惑だよね!!気にしないで!!そ、それじゃ!!」
なんて言って立ち去ろうとする冴木の手首をとっさに掴んだ。
「お願いします!」
「……ほんとに?」
「もちろん。」
にこっと俺が笑うと冴木も笑った。
「じゃあ、期待しててね。腕によりをかけて作ってくるから。」
そう言った彼女の顔がまぶしくて驚いた。
あぁ、俺、冴木のこと好きだなぁ。





明日はhappyday





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初栄口くん
まだよくキャラを捉えられていません^^;
精進します!!


回遊魚


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