天使の飼育法



前作→ベリアル魔界が勝った未来。15推、性描写。割とベリアルが極悪。周りも極悪。


いいんだよ、これで。お前が俺に与える感情は、憎しみでいいんだ。ああ、いいよ。その表情すっげーそそる。歪んだ、瞳と顔。そこには憎しみや怒り嫌悪……マイナスの感情ばかりが詰め込まれていた。俺のこと本当に大嫌いなんだな。ははは、前にもいだ羽はちゃんと俺が大事に保管しているからな。お前のにおいがするんだよ。ああ、もう楽園には帰れないな、名前。俺が与えた服を身に纏い首輪をつけて、俺の匂いをつけて、もう二度と楽園なんかには帰れない体して。あは、お前を助けてくれる人間なんていねーよ。お前の味方なんて此処には存在しねぇ。楽しい、楽しい!俺がゆっくりと名前に手を伸ばすと俺の手を払いのけて、拒絶の色を浮かべた。脅えと嫌悪、憎悪が混ざっていた。



「やっ!触んないで!」「……俺のこと嫌いだよな、そうだよな。わかるぜ」お人形さんみたく毎日、着せ替えて遊んでいる。今日はフリルが沢山ついた、可愛い服。俺の趣味?いや、どうだろうな……。名前に似合うと思っただけ、だから見繕ったんだ。服に触れる。勿論脱がして着せ替えるつもり。「でもなぁ、名前お前さ。もっと自分の立場わきまえたほうがいいぜ。お前らは負けたんだ。お前は俺のものだ。お前に拒否権があると思うなよ」お前の人権なんか此処ではないんだぜ。お前が今、俺に殺されたとしても俺の仲間は何もいわねぇ。大人しく俺に従ったほうがいいんじゃねぇか?と押し殺した笑いをあげて、名前を床に押し倒した。名前が身を固くして信じられないという表情を浮かべた。何をされるか、なんて想像にたやすいと思う。名前の顔は青ざめていた。それから、俺の知っている名前を口にした。



「いや、セイ、ン……たすけ、」「はっ、お前ら付き合っていたんだ?殺されたかもな?俺はお前だけを貰ったんだ。だから、他の奴らはしらねぇし」本当のことを言うと名前が涙を零した。あは、その顔イイ……。すげぇ、そそる。ベロリと涙を舐め取る。しょっぱい味がする。天使を犯すなんて、最高じゃねぇか。しかも乱暴に扱っても、殺しても誰も文句言わねぇんだぜ。そんな最高のシチュエーション目の前にして何もしないだなんて可笑しな話だろ。スカートを捲り上げたが、がっちり足を閉じて俺を拒絶する。無理やりに割って下に布越しで触れる。「うぅ……。セイン、セイン。なんで、魔界の民なんか、に……」なおもあいつの名前を呼ぶ、楽しくはないけれど。此処から落とすのが楽しいんだ。快楽の元に、俺に落ちていけばいい。抵抗なんか出来ないし、させない。上の服を肌蹴させて、首筋を舐める。



「く……、うっ。やめてよ!気持ち悪い!」「へぇー……。天使って感じたりしないのか?」口をきつく結んで、震える。胸を優しく揉んで固くなった突起をつまんだら悲鳴をあげた。嘘つき。「うぅ、いっそ殺して、よ。悪魔に犯されるくらいなら……」ああ、そうかプライドとか誇りみたいなのがあるのか。だから、魔界の民の俺に犯されるのが嫌なんだ。じゃあ、まずそのプライドと誇りからへし折るとしようか。折れた瞬間がきっと何よりも気持ちいいと思うんだ。想像しただけで、熱くなる。胸もそうだし、下の方も。全身が熱く、熱を帯びた。「……黙れ、今から犯すっていうのに、萎えるだろうが」嘘。拒絶された方が後で、堕ちた快感が凄いから今は拒絶してくれた方がいい。



「ああ、汚された」汚い白に塗れた、名前が呟いた。堕ちた天使の戯言は俺の耳にも届いていて。汚された。と言う言葉にほくそ笑んだ。それでいい。それでいいんだ。何度犯したか、なんて数えていないけれどただ快楽に身を任せていたことだけは覚えている。天使を飼う。これからの毎日が楽しみだ。

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