鍾会



いつまで寝ているつもりだい。何処か皮肉めいた言葉で私の事を起こそうとした。カハッと息をするつもりが、血を吐いた。ゴボリ口の中に一杯広がる血。「もう喋れないのか?おい……冗談だろう?」お前は強い、お前に勝った事等ただの、一度も無い。情けないけれど武芸でお前に勝った事はない、お前の事はその点だけ認めてやっているんだぞ。と声が頭上から降り注いだ。私はなんとか言葉を絞り出す。「みとめてくれて、ありがとう、ございます」

戻る

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -