(黒バス×創作)
「揉ませろ」
手を開いたり閉じたりを繰り返しながらにじり寄るバカをどうしてやろうかと考える。さつきのを揉めばいいじゃないと訴えてもこの男の意志は微動だにしないのは明白だ。思わず振り上げてしまった右足が目の前の男の脇腹に入り、口許を緩ませる。んべ、と親友がやるかのように舌を出して挑発してやれば、男は脇腹を押さえたまま私を睨み、見上げた。
「っ、…このっ…!!」
「私の胸を揉ませろって言われて素直に揉ませるとでも?バッカじゃないの?」
「だったらその乳は何の為にあんだよ…!!」
揉む以外に意味はあんのかよ!と声を上げた青峰に私は溜め息を吐く。何でこんなに残念な男がバスケ部のエースなのかしら。甚だ疑問だわ、本当に。キッと青峰を睨んでから、私は携帯を開く。由汰に言えば回収してくれるわよね、多分。ついでに赤司も呼んでおこう。カチカチとボタンを押しながら再度息を吐けば、視界がガクンと天井へと早変わりした。
「…………どきなさいよ」
「やだね」
そうしてゆたろーにあげた押し倒し絵になる