私と姉と彼氏と先輩 | ナノ

あなた、それマジですか

来月から青学に転校かあ…やっとリョーマに会える!楽しみだなあ♪

あ、皆さん初めまして、樋口神流です。
来月から私の幼馴染兼恋人の越前リョーマが通う青春学園に転校するんです!

「神流ー」

「はーい」

母が呼んでるので下に行って来ます。








「神流、神也、大切なお話があるの」

呼ばれてきてみたらなんかリビングの空気が重い。てかなんだ、大切な話って。

あ、因みに神也とは私の隣に座ってる美人な姉です!

「あのね……







二人の学校、間違えちゃった☆」

……What?

ま ち が え た ?
なんか語尾に星見えたし。ちょ、それどういうk「母さん、それどういうこと?」
姉さんに脳内会話がかぶされた。

「あのねー?神流が青学、神也が立海だったでしょ?」

「…うん」

私たちは頷く。なんかオチが見えてきた。

「間違って神流を立海、神也を青学で書類書いちゃったのよ。編入試験の手紙を見て気づいたのよねえ」

やっぱりね。てか編入試験遅くね?

「……青学」

あ、姉さんが下向いた。何しても美人だなあ…じゃなかった。

「てことは、私家どうすんの?」

「最初の予定と逆になるわねー。神流が一人暮らしで神也がリョーマ君家に居候」

姉さんいいなあ!

「本当にごめんね?」

この顔は思ってないと見た。

「…変えられないんでしょ?」

「そうなのよー。途中編入ってだけでも稀なのに間違えましたとか。出来ても暫くは無理だそうよ」

くそう…なんてことしてくれたんだ、母さん!
リョーマ、ごめんね…!



(立海かあ…あ、姉さんの好きな人って立海生じゃなかったっけ?)
(…私は途中編入はもう無理ね。外部受験かしら)
((あれ、そういえば立海って……))


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