私と姉と彼氏と先輩 | ナノ

ブロ友とオフ会!

蔵リンとちーやんと、わいわいしててふと思い出した。

「ねえ蔵リン」

「ん?どうしたん」

「白玉ぜんざいさんと小夏さんって知らない?」

「白玉ぜんざい?小夏?」

「うん」

「なんやそれ」

私が思い出したのは、ブログ友達のことだ。
私は“あいすくらうん”という名前でブログをやっている。
自分で言うのもあれだけど、結構人気があったりする。
そこで知り合った白玉ぜんざいさんと小夏さん。
それが今の質問とどう関係するかというと、約一週間前…合宿を告げられた次の日の夜くらいに遡る。

――――・・・


そーいえば!
来週から部活で一カ月間の合同合宿が行われるんですー!
初め一カ月!?とか驚いたけど、場所提供が従兄って聞いたらなんか納得しちゃったw
それだったら一カ月くらいは有だな、みたいなwww

いろんな学校が集まるから、新しいお友達できるかなって楽しみです♪

コメント(5)
>あいすくらうんさんもなんですか?僕の所も合同合宿やるんです!しかも同じく一カ月間w
もしかして会ったりしてwww
白玉ぜんざい
>うわあ!あいすくらうんさんと白玉ぜんざいさんもなんですか?わたしもですう!なんか運命か・ん・じ・ちゃ・う(はーと)
                                小夏
>白玉ぜんざいさん&小夏さん
 そうなんですか!?本当に運命感じちゃいますww
折角だから、こっそり教えちゃいます!私、立海のテニス部に所属してるんですよ(`・ω・´)
最近入ったばっかりなんですけどね(笑)
                               あいすくらうん
>うわ、本当に偶然w
だったら絶対会えますよ!立海が来るって言ってたんで。
僕は…知り合いが見てるかもしれないから、秘密で^^
合宿楽しみにしてまーす!
                               白玉ぜんざい
>なら私も会えるわ!ホント運命かしら(笑)
 私も楽しみにしてるわ〜♪
                                小夏


・・・――――

「と、言うやり取りがあったんだよ」

「神流ちゃんブログやっとったんやなあ。あ、じゃあどうしてうちの学校って分かるん?」

「そのあと、二人からメールが来たんだー♪『あいすくらうんさんだけに教えます、四天宝寺に通ってます』って」

「ほー」

蔵リンに語り終えると、感心したように頷いた。

「ぶちょー、何やってるんスか」

すると、前の方から別の声が聞こえてきた。

「おお、財前。すまんかったなあ、神流ちゃんと話しててん」

「そう言えば光君もブログやっとうとやなか?」

ここまで喋らなかったちーやんが口を開いた。

「…やってますねえ」

財前くん?は肯定した。
と、言うことは!

「え!じゃあ白玉ぜんざいさんか小夏さんだったり?」

「…なんで知っとるん」

ビンゴォオオオ!!!!

「あ、申し遅れました!あいすくらうんこと樋口神流です。宜しく!」

「え、ええええあいすくらうんさん!?」

自己紹介すると財前くん?は、あたふたし始めた。
後ろから「こんな財前見たんは初めてや」なんて蔵リンの声が聞こえた。

「あ、俺は白玉ぜんざいこと財前光っス。ホンマ会えて嬉しいっスわ」

「何の話しとるん?」

光(呼び捨て決定)の自己紹介を聞いていたらまた、別の声が聞こえた。

「なんや、小春にユウジも来たんかい」

眼鏡の人とバンダナの人は小春とユウジというらしい。

「あー…ブログの話っスわ」

「ブログやと…?もしかしてこの子があいすくらうんさんなん!?」

「さすが先輩っスわー。頭の回転が速い。ってか先輩が小夏さんなん」

「あら〜じゃあ光くんが白玉ぜんざいさん?」

「…そうですけど」

二人ともお互いが誰か知らなかったんだね。
まあ、ネットってそんなもんだよね!

「あ、私はあいすくらうんこと樋口神流です」

「ホンマにそうなんやね!会えて嬉しいわー。金色小春よー、小春ちゃんって呼んで」

「小春ちゃん宜しくー」

「神流ちゃん可愛いわ〜ロックオン!」

「浮気か!」

バンダナさんからの視線が痛い。
私は何も悪いことはしてねーぜ。

「蔵リン、このめっちゃ睨んでくる人は誰ですか?」

「一氏ユウジや。小春とダブルスやっとんねん」

「へー。ユウ君も宜しくー」

「気安く呼ぶなや!」

「「神流ちゃん(さん)に暴力振るうなや!」」

「小春う!」

「…財前までどぎゃんしたと?」

「先輩たち知らないんスか!?神流さんがやってるブログは神なんですよ、一日5万ヒットは当たり前な有名ブログなんスから!」

「テニスのことを中心に書いたとっても役に立つブログなんよねー♪勉強になるわあ」

わー、有難いお言葉。

「役に立ってるようで何よりです!そうだ、携帯のアド交換しませんか?」

「ホンマ!?嬉しいわー」

「俺もっスわ!」

そんなこんなで二人とメアド交換したよ!
ちなみにさっき言ったメールはブログの方で送れるメッセージのことだからアドは知らなかったんだZE☆

「神流、いつまで無駄話してるんだい?」

「あ、精ちゃん」

はい、ここで精ちゃんが話しかけてくるのは最早お約束ですよね!
別に無駄話なんかしてないよ!

「選手としても合宿参加できるか跡部に聞くんだろ?」

「そうだった忘れてた!」

「なん、神流ちゃん選手として出るん?」

「景兄に聞いて許可取れたら!」

「「「景兄?」」」

はい立海の時と同じリアクショーン。

「神流はね、俺と跡部とは従兄妹なんだよ」

「…神流ちゃん大物やな」

「…ほなこつね」

「それより早くいこー!」

「神流が無駄話してたんだろう?」

「無駄じゃないよ!」

と、言うことで後ろで喋ってる立海メンバーと今遇った四天メンバーと一緒に景兄の所に向かうのであった。



(神流がブログやってるなんて知らなかったなあ)
(秘密にしてたわけじゃないよ?)
(マジ嬉しいっスわ、神流さんと会えて)
(ホンマやねー)
(…神流ちゃん恐ろしいわあ)





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