日常はきっと永遠
*学パロ
せっかくの快晴なのに、わたしにとっては不快だった。雲ひとつない空、注ぐ紫外線。乙女の天敵。焼けるっての。それに、暑いから汗だってかく。隣を歩く美男美女たちは平然としているのに。どうしてわたしだけなのか。
「ミカサ、またマフラー巻いてる。暑くない?」
「別に、普通」
「そ。あーあ、わたしもミカサみたいだったら良かったのに」
「それどういう意味だよ」
お前ミカサくらいに強くなりたいってか?無理無理。なんて横で笑うエレン。おい、話聞いていたか。マフラー巻いてて暑くないのか→ノー→わたしも涼しい体質だったら…。って、
「この馬鹿!今の会話どう聞いてもそうならないだろ!想定しろよ!馬鹿エレン!」
「はぁ?馬鹿はな先に馬鹿っていった方なんだよ、ばーか」
「うっわ、もう名前ちゃん怒ったよ。怒った怒った。お前なんかリヴァイ先生と補習受けてろ」
朝から口喧嘩なんてよくある。てかミカサ空気だな。仲介してくれよ。あとアルミン喋ってよ。リヴァイ先生とは鬼のような顔で鬼のように厳しいチビの先生だ。チビだからって舐めちゃあいけない。あの刈り上げスタイルも笑ってはいけない。彼に関してはノータッチで行こう。現にエレンも反抗は出来まい。ふふん
「……僕、聞いたんだけど」
「えーなに?」
「名前、放課後そのリヴァイ先生と補習だよ」
「…は?え?」
人に言ってやったはいいけど冗談のつもりだった。まさか、自分が補習だなんて思ってもなかった。ざまあみろ、とにやけてるエレンはリヴァイ先生に蹴られれば良いと思う。そんで一発殴らせろ。
「頑張ってね名前」
「何か棒読みに聞こえるのは気のせい?」
「…応援してるよ!」
「アルミン…!マイエンジェル!!」
ミカサは本当に感情篭らないなあ。熱血似合わないからそれでいいんだけどさ。アルミンはやっぱりいい子だ。
「ガンバレヨ名前」
「おいエレン馬鹿にしてんだろ!」
「あ、学校ついた」
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