ヒチョル
ヒチョル「俺が、マキの彼氏になってやるよ。」

マキ「えっ?…フッ、何言ってるんですか?アイドルの彼氏なんて、私いりませんよ。ファンに恨まれたくないです。」(^_^)


窓に向かって呟いた日以降、マキは努めて、明るくしているみたいだ

…寂しい目を隠すために



マキ「明日ね、パパ達がお見舞いに来るから、たくさん甘えるの♪見られると恥ずかしいから、ヒチョルさんは来な」

ヒチョル「明日は残念ながら、一日中仕事なんだ。」

マキ「そっか…見られなくて良かったです♪」


寂しいくせに無理しやがって








マキ「ヒチョルさん、今日は来ないって…」

ヒチョル「…マキさんのお父さん、お母さん。この度は僕の至らない」

マキ父「帰ってくれ!君の顔は、二度と見たくない!」

マキ「パパっ!」

ヒチョル「この度は、誠に申し訳ありませんでした!」

マキ「ヒチョルさん止めて!立って下さい、土下座なんかしないで下さい!
パパ、ヒチョルさんは悪くないの。私がジュースと間違えて、お酒を飲んだから」

マキ父「そもそも、雨に濡れなければ、ホテルで酒なんかを飲まずに済んだんだ。大事な娘を、君は」

マキ「パパ!…ウッ」

マキ母「マキちゃん!…術後なんだから、興奮しないの、ね?」

マキ「ママ、パパと帰って?何も悪くないヒチョルさんを責めるパパを、私 見たくない。」

マキ父「マキ…」


『何も悪くない』と言うマキ
…本気で、そう思ってるのか?





俺が帰った後、マキが両親をどう説得したのか分からないが、
次の日のお見舞いで、両親が帰った事を聞いた

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テーマ「人外ファンタジー」
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