ヒチョル
マキ「…ハァハァ…ヒチョルン、薬…薬取って…鞄の中に…」


えっ?


ヒチョル「おい、マキ!どうした?苦しいのか?
待ってろ、今 救急車を呼んでやる!」

マキ「ダメ…ヒチョルン、アイドルだから…救急車、ダメ…」

ヒチョル「おい、返事しろ!マキ!おい!」


真夜中の、突然の体調不良

病院に着いたマキは、そのまま緊急手術を受け、入院する事になった…








マキ「ヒチョルさん、私はもう大丈夫なので、帰って寝て下さい。完全看護な上に、こんなに管も付いてるので、私 大人しくしてますから。ね?」


マキの術後、医師から告げられた言葉に、俺はしばらく立ち上がれなかった


医師「…今まで手術をしなかったのは、本人や家族が注意してたからで…
…大きな手術痕は、消える事はない…」


衝撃的な内容に、断片的な言葉しか耳に入らなかったが、
結局は、全て俺の落ち度だという事は、理解した




ヒチョル「…お前の傷痕、一生残るんだって。」

マキ「そっか〜残るんだ…」


俺を見ていた目を、窓に移したマキは、
『傷痕 残るなら、もう恋愛出来ないな…』
と、小さく呟いた

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