イトゥク
あれから3年が経ち、
今日 僕はまた一つ歳をとる


イトゥク「ありがとう。皆に誕生日を祝ってもらえて、凄く嬉しいよ。」(^_^)

後輩アイドル「オッパ〜♪私、この後 暇なんですけど〜、どこか行きませんか?」


胸元が大きく開いた服を着た、可愛い後輩アイドルに迫られても、
誕生日の今日だけは、誘いに乗れない

…誕生日は、1日中マキを思い出す日だから




ヒチョル「湿気た顔してんじゃねぇよ。」

イトゥク「そんな顔してた?」

ヒチョル「お前は、毎年 湿気た顔してんだよ。」


…嘘 言うなよ
僕は、作り笑いが得意だ


イトゥク「…ヒチョル、ちょっと外の空気を吸ってくる。」


個室を出て、店の入口近くの椅子に座った

入口の開閉で入る、7月の空気は熱いけど、今は騒がしい個室には居たくなかった


――ウィーン


女性「マキ〜。こっち、こっち!もう、遅いから心配したよ〜」

マキ「ごめ〜ん。この子のお気に入りのリボンが、なかなか見つからなくて。」

イトゥク「…マキ…?」

マキ「えっ?…ジョンス。」


再会は、突然にやってくる


少女「…アッパ?」


…僕に似た女の子と共に

‐30‐


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