イトゥク
マキからの別れのメールに、僕はどう返信していいか分からず、
あれから9日が経っていた


ヒチョル「おい、ジョンス!俺様の誕生日だというのに、マキから 祝いのメールが来ねぇぞ!どうなってるんだよ!」


そんなの、ヒチョルから催促メールをすればいいじゃん
ヒチョルなら出来るでしょ?


ヒチョル「…ジョンス、マキは連絡先を変えたのか?」

イトゥク「…えっ?」

ヒチョル「電話、解約されてるぞ。」


マキ…








宿舎でのヒチョルの誕生日パーティーを終えてから、急いでマキのマンションに向かった

合鍵を使って入ると、家具があって、
『引っ越してはいないんだ』
と安心したが、どこか違和感を覚えた


イトゥク「写真が、一枚も無い…」


――バッ

洋服タンスを開けると、そこには僕の服しか入っていなかった





僕とマキの4年半は、
こうして 呆気なく終わりを迎えた

‐29‐


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