6.21リョウク
僕はメンバーから
『彼女に冷たい。リョウクは【キム・ビンハ(氷河)】だな』と、言われてる

そんな僕だから、恋人とは いつも長続きしなかった



…今までは







後輩の女性アイドルから
『キリンばかり置いてる店を見つけた』
って聞いて、居ても立ってもいられなくなった僕は、仕事帰りに変装して その店に向かった


なんとか閉店30分前に着けて、いざ、店内へ


リョウク「わぁ〜、本当にキリンだらけだ…」


大きなキリンに、小さなキリン

リアルなキリンに、可愛いキリン

決して広くない店内だけど、色んなキリンが所狭しとある光景に、
僕のテンションは、上がりっぱなし


リョウク「幸せ♪」(^^)


僕が幸せに浸っていると、


マキ「…可愛いキリンって、どれよ?そもそもキリンって、可愛いの?こんなにキリンばっかりだと、選べないじゃない…」


と、ブツブツ言ってる子が近付いてきた

呟いてる内容に、心の中で驚いてると、


マキ「ねぇ、貴方から見た可愛いキリンって、どれですか?」


話し掛けられちゃった…

普段なら聞こえない振りをして無視する場面だけど、この時はテンションが上がってたから、つい答えた


リョウク「僕ならね〜…この子♪この子が可愛いと思うかなぁ。」


この大きさなら今日の鞄にも入るし、この子を買って帰ろ


マキ「それ、ですか?ありがとうございます、それを買います。」

リョウク「えっ?…ダメダメ、この子は僕が連れて帰るんだから!」

マキ「そうですか…それなら、それに近いやつの、これにします。」

‐23‐


top


Birthday
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -