生活感充満

「あー寒い寒い。」

「そうやって炬燵ん中でじっとしてるから寒いんだよ。窓開けるぞ。」

「きゃーっ。あ、次元ちょっと、今日買い物行ったりしない?」

「買い物?この洗濯物が干せたらな。」

「次元、洗い物はどうするのだ。」

「あぁ、頼んでいいか?拭かなくていいから流し台に置いといてくれ。」

「承知した。」

「あ、ちょっと!何でこんなとこにあたしの下着があるのよっ!」

「知るか、ルパンじゃねーの。」

「ごもっともー♪」

「バカッ!」

「そうだ不二子。ちょいと洗濯物を頼まれてくれねぇか?」

「あたしが?いいけどどうして?」

「こいつが買い物に行けってよ。なんかついでに買ってくるがいるもんあるか?」

「自分で行けばいいのに…。」

「色々しなきゃなんないことがあるのよ、俺様にも。」

「ふーん。じゃあ柔軟剤と布巾買ってきて。あと今月の雑誌も。」

「あいよ。ルパンは何がいるんだ。」

「えーと、新しいCDと糸!あ、しゃもじもー。」

「しゃもじ?なんで。」

「この前折れた。」

「使い方が雑なんだよ…。」

「次元、幾らか皿も割れているようだが?」

「あぁそうだ。この前誰かさんたちが喧嘩して割れたんだっけかな。」

「そりゃ酷い話だなぁ。」

「ほんとね。喧嘩で食器を使うなんて時代が狂ってるわ。」

「……。」

「では拙者も同行しよう。」

「え?いいのか?」

「あぁ。丁度緑茶と羊羮が切れていたところなのだ、気にするな。」

「…そうか…。んじゃ留守番頼むわ。」

「行って参る。」

「行ってらっしゃーいっ。」

「夕方までには帰ってきてねー。」


-fin-

◯ファミリーの会話だけ。
しかもかなり生活感のある会話(笑)
一度やってみたかったんです…ごめんなさい!
こういうことには
次元が中心にいたら
いいのにな、と思います(^^)

Thank you for reading!!


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