は、ひ、ふ、へ、ほ

「は。」

「はち切れんばかりのあのお胸♪」

「助平が…。ひ。」

「人を裏切る天才。」

「裏切ってんじゃねぇよー!欺いてんの!ふ!」

「ふくよかな…!」

「二股どころではない。」

「違いねえ。」

「まーったくお前らったら悪い印象しかないんだから。」

「あいつに好印象なんざ持つ義理がねえ。へ、は?」

「変化が大得意!俺様には負けっけどなー。」

「まあ人を騙すにはあれくらいの力が必要であろう。」

「力といってもありゃ生まれつきだぜ。」

「性悪さがか?」

「わかってるじゃねえか。」

「けーっ!お前らに良さがわかってたまるかってよ!」

「ほ、だな。」

「ほ、なぁー。難しいけっどもなぁー…。」

「ま、ここは満場一致だろうな。」

「認めざるを得んが。」

「おっ。お前たちもそこはわかってんだなあ。」

「「「本当の、魅力のある女。」」」

「だな。」

「うむ。」

「あの美しさも豊満な体も悪戯な笑顔も巧妙な手口も裏切りも、ぜーんぶ不二子の良さなんだもんねー!」

ガチャ

「ただいまー。」

「お。噂をすれば、」

「不っ二子ちゃーーん!!」

「どうしたの?むさい男が輪になって。私に内緒の作戦会議?」

「んーにゃ、不二子ちゃんがいかに素敵な女の子かこいつらに教えてあげてたのよー♪」

「どうとでも言え。」

「拙者は知らん。」

「照ーれちゃって、照れちゃって。」

「ふぅん…。そういえばルパン?この前言ってた宝石の話なんだけど…。」

「ふふー、もう下調べは完璧よ?」

「ありがとールパーン♪もう大好き!!」

「…宝石好きの女でもいいんじゃねえか。」

「お主と考えが合う日が来るとはな、次元。」

-fin-

○久しぶりの五十音順SS!
書いてないと思ったら、
まさかのかぶってしまった不二子ちゃん…。
すみません、自分のサイトなのに
確認不足でした(;_;)
消そうと思ったんですが、このままに。
また改めて題材の人を変えて書きます!

Thank you for reading!!


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