黒い宝

「じゃーん!次元、これなーんだ?」

「あ?何ってただの缶コーヒーじゃねぇか。」

「ただの、じゃねぇよ。ほれ。」

「ん?…何だこりゃ?!」

「どうした次元。」

「お、ごえもーん♪お前さんにはこれ。」

「?拙者コーヒーは…、っ?!」

「むふふ♪驚いたろー?」

「ただいまー…何、この光景。」

「おっかえり不二子ちゃん♪」

「どうして次元も五右ェ門も愕然と間抜けな顔してるの?」

「それはこれを見れば分かるって話!」

「え?…何であたしが撮られてるの?!」

「なははー!!あんな、今年でここの会社が10周年らしいんだわ。んで俺たちが祝ってあげようってこと♪ちなみにこれは向こうの人らのCGで作ったのね。だからまだ試作品。」

「わけわかんねぇ…。んなことしても何のためにもならねぇじゃねえか。」

「何でも利益を求めないの!だからちょっと今度出かけるかんね♪」

「嫌っつっても連れていくんだろ。」

「拙者はあまり飲まんからな。」

「まぁ大丈夫だって。一瞬しか撮らねぇしな。あ、でもな、」

「「?」」

「とっつぁんも来るぜ。」

「…はぁ?!」

「お主、冗談ではなかろうなっ?」

「だぁって向こうの人らに言われちまったんだもん。何とかやるからさ、そんな露骨に嫌な顔すんなよ。」

「嫌、ではない。」

「お前のわけわかんねぇその頭に嫌気がさしそうなだけだ。」

「…お前らってたまに酷いよな。」



「よーう、とっつぁん。久しぶりだなぁ。」

「んな?!ルパン!?何故貴様がここに!!」

「何故っていい男だからじゃない?あ、それだととっつぁんは引き立て役に来てくれたのかな?」

「誰がだ!!よし、ここでお前のお縄を…!!」

「銭形さーん、出番ですよー。」

「あ?い…いや、ですが今はルパン逮捕の…。」

「何言ってんですか。早く来てくださいっ。」

「えっ?ちょ、待っ…。」

「じゃーなーとっつぁん♪」

「ルパンさん、撮影はこれで終わりです。ありがとうございました。」

「どってことねぇさ。あ、あとこれもやるよ。」

「?」

「俺の手書きのメッセージ。じゃあなっ、10周年おめでとさん♪」


「ルパン、もういいか?」

「おう。3人ともありがとな♪」

「どういたしまして。」

「ちょっと楽しかったしね♪」

「ルパン、この後はどうするのだ。」

「んーとりあえず、一服すっか?」

「煙草か?」

「んなわけないでしょー。今は、これ。」

「だろうな。」

「4本もらったからさ、1本ずつどうぞっ。」

「さんきゅ。」

「ありがと。」

「んじゃこの黒い宝に…。」

乾杯!



-fin-

○最近某コーヒー会社(R○○ts)が
ルパンとコラボしたと聞いて…
ダッシュで書き上げました(笑)
コンビニなどで売っているので
良ければ見てみてくださいね(^^)
話はわけわかんなくて
すみませんでした!!(汗)

Thank you for reading!!


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