もし私がリーマスと会っていなかったら?
きっと私は何かが足りない日常に怯え、何が足りないかも分からない焦燥感に悩まされているんだろう。
だから今の私は最高に幸せ。足りないものなんて何一つ無くて、むしろ溢れ出しそうなくらい。

「それくらい幸せなんだよ?」

「どうしたのナマエ。急に甘えて来ちゃって」

「なんでもなーい。リーマスがここに居てくれるのが幸せって意味!」

がばっと本を読んでいた彼に覆い被さる。バランスを崩してそのままソファに倒れ込んだ。

「ナマエ、僕もナマエがここに居てくれて幸せだよ?」

「うん」

「知ってると思うけど、僕結構嫉妬深いから、離してあげられそうにないけど」

「うん」

私と同じ様に彼も思っていてくれるなら、それだけで私も幸せ。
あ、また一つ幸せな事が増えたみたい。


I'm happy when You're happy!

20100306


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