「うあっちっっ!!」


「大丈夫でござるか!?晋助!!」


「……あぁ、つか万斉てめぇ、俺が猫舌なの知ってんだろーが、、茶はもっとぬるいのいれろっていつも言ってんだろ、このバカ」バシッ!


「痛っ!そんなことで叩かないで欲しいでござる!どれだけ女王様でござるかぁっ!!」


「うぜぇ…ほら見ろ、俺の指火傷しちまったじゃねーか。知ってんのか?お前、俺テロリスト鬼兵隊の総督なんだけど。そんな人の指を火傷させてもいいのかなぁ?」


「子供でござるか!?あっ痛っ!だから叩かないで!!もー…ほら指出すでござるよ」


「ん、さっさと治療しやがれ」


「承知した………パクッ」


「……………」


「……………」


「おぃ……」


「………ん?」


「何で俺の指舐めてんだよ…」


「昔から火傷をした時は舐めたら治りが早いというではないか。拙者も小さい頃によく母上にしてもらってたでござるよー」


「……もういいから離せ」


「クスクス…晋助、顔赤いでござるよ」


「……っ、んなことねーっ、よ!」


「いだっっ!だから叩かないでって……ハァ…もうこれは晋助なりの愛情表現として受け取るでござる」


「………ふん」


「さてと拙者もお茶をいただくでござ……ぅあ゛ぁっついっでごじゃるぅぅっ!」


「うぉっ!汚ねぇな…」


「ひどっ!そこは心配してほしいでござる!」


「チッいちいち面倒くせー野郎だな……火傷か?」


「そうでござる…舌を火傷しちゃったでござるよ、ほら……ベッ」


「ほぉ…つっても舌火傷したのって見てもわかんねーな…」


「………………」

「おい、だから見てもわかんねーから舌しまえ」


「………………」


「……?…どうした?」


「ひんひゅけ、へっひゃひひゃほはへほひゃへほひひゃへほひゃひゅ
(訳:晋助、拙者舌を火傷したでござる)」


「そうか…それで?」


「ひひょふひへほひひへほひゃひゅ
(訳:治療してほしいでござる)」


「……つまり、お前の舌を舐めろってことか?」


コクリ


「ふ……」


「?」


「ふざけんなぁぁあ!そんなことするわけねぇだろーがぁぁあ!」


「ふひゃぁぁぁあああっ!!
(訳:んぎゃぁぁぁあああっ!!)」




END.


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