□愛の言霊
戦乱の終結。
日本はゼロの名のもとブリタニアから名前も文化も誇りも取り戻した。
クロヴィスを
ユーフェミアを
コーネリアを
名も知らぬ兄弟たちを
ブリタニア皇帝を
ゼロはその手で殺めた。
これで生き残った皇族はシュナイゼルと己自身のみ。
「私も殺すのかな?ゼロ」
仮面を貼り付けたように、けれどごく自然に微笑んだシュナイゼルをゼロは殺さなかった。
壊滅的なブリタニアをシュナイゼルに預け、剣であり盾とするために。
いや、それはとってつけたいい訳だ。
ゼロは仮面に隠された顔に自嘲の笑みを浮かべた。
「愛していますよ、シュナイゼル兄上」
遠き日本より、貴方に愛の言霊を。
憎悪のスパイスを込めて。
⇒あとがき
意味がわかんない(汗)
20070524 カズイ