.4 黒の皇子と銀の蒼瞳
その日、スザクは来ると言っていたはずの学校を休んだ。
風邪か?と一瞬考えたが、まさかあの体力馬鹿が風邪を引くとは思えない。即座にその考えを打ち消した。
いつものように僅かな時間も無駄にはしたくないので授業中に居眠りすることを決め、ルルーシュは机の上に肘をついた。
窓の外は昨日の雨が嘘のような快晴であった。それを見つめながら、ルルーシュは刻々と迫る時間にいつもなら上手く眠れてしまう授業をしっかり起きて過ごす羽目となった。
「珍しいのな」
と思わずリヴァルに言われるほどだ。
「……たまたまだ」
ルルーシュはそう答え、また窓の外に視線を移した。
窓の外の空は綺麗なアイスブルー―――そう、ロイドの瞳の色にひどく似ていた。
⇒あとがき
とんでもなく短いのは没にした本当はあったんだZe☆なシーンを拍手御礼と言う形で有効活用してたからです。
反省はしていません。←ダメじゃん
20080622 カズイ