▼ 愛情のキス
【凛帝】
「こっち来てよ」
「はあ?やだって、おい?!」
凛は帝の腕を引っ張れば物陰へと連れて行った。
陰に隠れて、誰からも見えない死角の場所へと帝を引き寄せ
「キス、したくなっちゃった」
「ここ、学校なんだけど」
「だからさ」
ひっそりと笑う凛に帝は、はあっとため息をこぼし半分は諦めた。
…心底、俺は甘いな。 普通なら、学校でキスなんてさせねぇけど
「…するなら、さっさとしろよ」
「ん、わかった」
唇同士を重ねては、死角の場所で密かに、口づけを交わした。
「…っちょ、り…」
「まだ」
下唇を舐めては、甘噛みをしながら、帝の唇を割って凛は舌をねじ込んだ
「や、だって」
「少しだけ、ね?」
水音が鳴れば、舌同士を絡めつつも、凛は誰も見ていないか目を細めて見る。
帝は、誰かに見つかると機嫌を損ねてしばらくは、期限を直してくれなくなるからだ、と。
そんな気難しい、彼だが凛は心底愛しいのだと感じた。
end
真琴「また、盛ってるよ。澪、言ってきなよ」
澪「やだよ。帝のカレシ怖いじゃん」
真琴「前に帝の腰撫でたら凄い、怒られた」
澪「何してんのさ(笑)真琴、カノジョに振られるよ」
帝「(…あいつら、盗み見してんのかよ。許さねぇ)」
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