:あることの実行を固く約束すること



第一印象?第一印象は小さいのに無茶をするやつだな。俺がでかいのもあるけど、円堂がゴール前に立っているのをみると敵だったとはいえ、不安だったものだ。小さいのに佐久間が容赦なくシュートを打ち込んだり痛い、蹴るな佐久間。…とにかく、あんな小さいのによく頑張っているのだなと尊敬せずとはいられないな。ああ、小さいのに頑張っていると見下しているわけじゃないぞ。佐久間はいらん事を円堂あ、まっ、守に言いそうだからな。痛い!だから蹴るな、お前FWなんだから脚力を考えろ。また脱線してしまった。ええっと?ああ、佐久間はジャパン代表だったから分かるだろうが、本当に円堂は明るいし円堂が大丈夫といえば大丈夫な気がする。円堂といると幸せだ。む、これは尊敬とは違うな…いや、周囲を幸せにできる事は尊敬する事か。うむ、やはり円堂はすごいな。さすがだ。


『チッ!ノロケはいい。で、これからは?』

『(自分から聞いた癖に)これからは、そうだな』

リビングの奥からお茶を持って出てきた円堂に俺は誓う

『幸せにする』
『!源田…!』



あーあ、いちゃいちゃしやがって。茶が冷めるじゃねぇか。2人の熱気で冷めませんってか?阿呆。冷めないどころか沸騰するぞ。鼻の下がだらしないぞ源田、円堂は照れてて可愛いから許すけど。いたたまれないな、源田にいやがらせして帰るか。

『邪魔者は撤退するぜ、源田付けるもんはつけろよ』

『さ、佐久間!』

『?付けるもんってなんだ?』

『!え、あ!それは、その…』


ごたごたを背後で聞きながら、俺は2人の愛の巣…寒いな。同棲部屋を後にした。ざまあみろ源田、感謝しろ源田。


外の風は身に染みて、やっぱり円堂が淹れた茶を飲むべきだったなと佐久間はポケットに手をつっこんで帰路についた





(ごゆっくり、お2人さん)
2011.09/01

源田は大切な友達だから応援するけどやっぱり少しだけ円堂に心残りのある損な役回り次郎ちゃんも好きです。



 
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