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嗚呼そうだ。

人間などと不確定、

且つ不安定なものに、

心を赦してはいけないのだ。

少しでも心を赦せば、

ずけずけと土足で侵入することを

赦すのと同義になる。

それだけは避けなければ、

それだけは避けなければ。

どんなに堅い錠よりも

堅く心に蓋をして

それを開けるための鍵など

誰にも見つからない……

自分ですら

見付けられないところへ、

棄ててしまおう。

誰に、……誰に

理解してもらおうとも思わない。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


だって光を見ることすら怖いんだ
ならば深い闇の底へと堕ちよう


20110918


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