気持ち悪いもの同士、仲良くしようぜ | ナノ


「やばい高杉の鎖骨鼻血出そう。つかむしろいろんなものが出そう臓器的なものとか」
「気持ち悪い」
「うっわくるぶし出しちゃってまあ。何なの?高杉何なの私を失血死させたいのそれとも私に襲われたいの」
「気持ち悪い」
「その声もさあ、何て言うかエロいよねエロスの塊だよね耳元で囁かれたいわあ」
「気持ち悪い」
「っていうか高杉は全身恥部だよね。高杉の存在そのものか官能っていうか」
「気持ち悪い」

気持ち悪い、俺がこいつと話すのに必要な言葉はこれだけだ。それだけで十分話せる。とうか一方的に向こうが気持ち悪いことをべらべらと話す。よくそんだけ喋れるもんだ。

「高杉の頭髪になりたいなあ」
「気持ち悪い」
「あ、でも桂さんの髪の毛でもいいや」
「気持ちわ・・・あァ?」
「桂さんってすっごい髪綺麗じゃんアジエンスじゃんラックスじゃんパンテーンじゃん。からあの人の髪の毛になれたら気持ち良いだろうなって」
「気持ち悪ィよ」

こいつはいつもこうだ。散々俺相手に気持ちの悪いことをいっておきながらでも桂も良いだの坂田も良いだの挙げ句の果てには土方沖田。しまいに幕府のゴリラの名前を出してきたときは本気で頭沸いてんじゃねえかと思った。完全に正気じゃねえだろ。今度あのゴリラぶっ潰しやる。

「高杉、眉間にシワ寄ってるよ。まあそんな高杉も麗しいけどね!!」
「死ね気持ち悪い」
「やっぱり私高杉のふくらはぎの皮膚になりたい」
「剥ぐ」

気持ちの悪いことをいわれて、でも内心喜んでるらしい俺も相当気持ち悪いんだろうな。気持ち悪ィ。



気持ち悪いもの同士、仲良くしようぜ



高杉さんの振り回され方が緩いようですがとりあえず主人公の変態さは良きかな、と。私幕府のゴリラ結構好きです。



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